オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)は6日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の5月末の空室率が8.33%と前月比0.21ポイント下がったと発表した。低下は3カ月連続で3年4カ月ぶりの低水準。大規模ビルの完成がなく新規供給が減っているうえ、オフィスを移転・拡張する動きが堅調だった。
5月は4月に続いて2カ月連続で大型の供給がなかった。2月、3月は中央区と千代田区であったが、足元では一服している。今後は8月まで大きなビルの開業予定がないとされ、新規供給は低水準が続く見通しだ。
オフィス面積を拡大する企業が多く、駅の近くなど利便性の高い立地への移転も目立っている。需給は引き締まり傾向で、一段の空室率低下を見込む声が多い。
賃料は下落が続いている。5月の平均賃料(3.3平方メートルあたり)は前月比20円安い1万6467円と11カ月連続の下落。空室を抱える一部のビルオーナーが、賃料の引き上げよりもテナントの確保を優先し、賃料を下げて契約する動きが続いている。
オフィス空室率、三鬼商事
| 日経平均(円) | 12,904.02 | -110.85 | 6日 大引 |
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| NYダウ(ドル) | 15,040.62 | +80.03 | 6日 16:36 |
| 英FTSE100 | 6,336.11 | -83.20 | 6日 16:35 |
| ドル/円 | 97.38 - .42 | -1.88円高 | 7日 7:06 |
| ユーロ/円 | 128.90 - .94 | -1.31円高 | 7日 7:06 |
| 長期金利(%) | 0.835 | -0.020 | 6日 15:50 |
| NY原油(ドル) | 94.76 | +1.02 | 6日 終値 |
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