山口俊一財務副大臣は６日夕の記者会見で、６月中旬に政府が決定する経済財政運営の基本方針「骨太の方針」で示される財政健全化への道筋について「基本的に中期財政計画はある意味で国際公約だと思っている。当然、骨太（の方針）にも入ってくるだろう」との認識を示した。
山口氏は「経済再生と財政健全化の両立というか、経済が再生していくことによって、ある意味で財政再建にも資する」と指摘。「同時に財政再建、中期財政計画をしっかり出すことによって、さらに経済再生に結びついていく。そういう好循環になるように、骨太（の方針）にもしっかり書いていただきたい」と述べた。
来春に予定されている消費税率引き上げに関しては「国際的な公約でもある」と指摘。「我々としては粛々とやらしていただきたい。ただ当然、法律にのっとって、しっかりとその時の経済状況は判断するということ」と述べ、経済状況が大きく悪化しない限りは予定通り引き上げたい意向を示した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
山口俊一、財務副大臣
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