[人名]私立十聖高校（OVAでは十聖学園）選抜クラスに在籍する三年生の生徒で、デジタル・デビル・ストーリーの主人公。 また、日本創世神・イザナギの転生体でもある。クラス内での成績はさほど良いものではないが、コンピュータの知識は学内でも抜きん出ている。 蔵書「ゴールデーンドーン新説」に出会ったことで魔術理論とコンピュータ理論の類似性を発見、ISGに加入して悪魔召喚プログラムを完成させる。
弓子が死の間際に残したイザナミ神の話により、自らがイザナギ神の生まれ変わりであることに気づいたのと、弓子に対し恋慕の情が生まれたのは、ほぼ同時であったのかもしれない。それ以降、人類の存亡より最愛の女性を選んだ決断が、彼自身に短い人生の終止符を打つ結果となった。

ロキ、セトを撃退後、弓子と共に逃避生活を余儀なくされていたが、飛鳥の地へ赴く途中、暴徒化した聖セイレーン教団と遭遇。炎の剣ヒノカグチで暴徒・関谷満男を斬首したことにより、殺人の現行犯で逮捕される。その際、「ヒノカグツチ＝悪魔の力」と捉えられてしまったことが、逮捕直前に成立していた「対悪魔国家防衛法」の第一条に接触。10月23日朝、死刑が求刑される。
11月6日死刑執行当日、公開処刑場にて悪魔ラルヴァに精神を冒されて錯乱状態に。最愛の女性・弓子をも手にかけようとするが、反射的に弓子をかばったイザナミの炎に胸を貫かれる。

肉体、魂、どちらの消滅を以って「死」とするかはＤＤＳの世界において甚だ疑問ではあるが、肉体としての中島朱実の死はここで確定している。しかし、朱実の魂と呼べるものは黄泉の空間に漂白しており、何度か弓子の前に出現している。2005年前後に朱実の魂は肉体を得、2020年、弓子と再会を果たすこととなる。

[人名]朱実の父親。銀髪で大柄。大破壊時はロスで仕事していた。帰国後は朱実の無実を訴えるためあらゆる手を尽くしたが失敗。処刑場でなだれ込んできたセイレーン教団幹部・大野木に喉元をかき切られ、１１月６日、人生に幕を降ろす。

[人名]朱美の母親。デザインの仕事にのめり込み、帰宅は夜中になることが多い。しかし頑固な朱美の性格を汲み取り、常に朱美のことを気に掛ける優しい母親でもある。イザナミから受け継いだ弓子の自動発火能力により、アピペからの束縛から逃れると同時に、８月１２日、命を失う。