【ニューヨーク=畑中徹】経済予測の悲観派の代表で、米国では「破滅博士」とも呼ばれるニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授が3日、米経済テレビに出演し、「日本の株式や為替、国債の市場は崩壊しない。日本について、私はかなり前向きにとらえている」と語った。
ルービニ氏は、2008年の金融危機を的確に予言したことで知られる著名な経済学者。同氏は「(安倍政権が進める経済政策の)アベノミクスは、消費を促すなどの効果がみられる。日本経済の構造改革などが進めば、成長率が伸びていくことも期待できそうだ」と述べた。