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神奈川・観音崎にガリバー来た? 園児とパレード

2007年05月07日12時18分

 「ガリバー旅行記」で、ガリバーが上陸したのは観音崎だった――。こんな話をテーマにしたイベント「ガリバーファンタジー」が5日、神奈川県横須賀市鴨居4丁目であり、ガリバー役に扮した身長196センチの米海軍軍人ダニー・カーモディさんと、近くの幼稚園児約70人がパレードした。

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 主催したのは、市民や企業経営者らでつくる「よこすか未来塾」。

 ガリバー旅行記には、ガリバーが1709年5月に日本の小さな港「ザモスキ」に上陸した場面が描かれ、その地が「観音崎」という説がある。

 観音崎(kannonsaki)を英語の筆記体で書くと、ザモスキ(Xamoschi)に似ていることや、1600年に来航し、横須賀市逸見に領地をもらって徳川幕府の外交顧問も務めた英国人のウィリアム・アダムズ(三浦按針)が、ガリバーのモデルになったという説からだ。会場では、ガリバー役と幼稚園児らが歌や踊りを披露。ガリバー旅行記の作者スウィフトの祖国アイルランドの小学生が描いたガリバーのはがき絵67点も展示された。

 未来塾の雑賀政徳・代表幹事は「横須賀にガリバーの上陸地があるのに、市民が知らないのは宝の持ち腐れ。再来年の上陸300周年を視野に入れ、町づくりに生かしたい」と話している。

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