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大学では教えられない歴史講義

2011年12月31日(土曜日)

亡国は日銀の使命?

カテゴリー: - kurayama @ 08時50分10秒

 AJERの年末特番で経済評論家の上念司先生をお招きして、人生初司会(カメラの前)に挑戦しました。「いつもより神妙ですね」とか言われるのですが、どうなのでしょう。見所は、のっけから大笑いさせられそうになっているので必死に耐えてる私です。笑

 アチコチのコメントで「夢の対談」と書かれてるのですけど、20年前の高幡不動では週に6〜7日くらいの頻度でこんなことやってました。だからネタ合わせは不要なのですね。今やプロの芸に???

 あと「倉山さん、ノリノリ」には笑った。そう?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16564388

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16564458

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16564572

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16564650


2011年12月30日(金曜日)

増税の読み方

カテゴリー: - kurayama @ 10時46分22秒

消費増税、民主決定 解散を示唆 首相、正面突破
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111230-00000058-san-pol
消費税率引き上げ 民主税調が了承
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111230/t10014984631000.html

 先に「消費税の導入が延期されましたね。ざまあみろ!」と書きました。
 もちろん、内容を確認してのことです。

 我らが金子洋一参議院議員と宮崎岳志衆議院議員のツイッターを見ても、実はあまり敗北感がない。ギリギリの線で踏みとどまったからです。

 http://twitter.com/Y_kaneko

 http://twitter.com/#!/MIYAZAKI_Takesh

 それにしても、「日本海 庄屋」で反省会だったんだあ。つつましいというか、デフレ的というか。。。笑

 以下、政治日程です。

2012年 3月 増税法案提出
      6月 国会が大荒れの上に政変。
2013年 7月 参議院選挙。
      8月 衆議院議員、任期切れ。
2014年 4月 消費税 8%に。
2015年10月 消費税10%に。

 記事だと、2012年3月から、いきなり2014年4月まで話が飛びます。
 さて、賢明な読者の方々はお気づきになりましたでしょうか。

野田や藤井の目の黒い内に消費税増税はさせない!

 なぜ?2013年に民主党なんていう政党がある訳なかろうから。

 ただ、野田主流派が何に安心しているかというと、絶対に民主党が負けることはないからです。
なぜなら、自民党総裁が谷垣禎一サマサマだからです。

 さすがに自民党良識派の中に、谷垣をおろせという声が広がってますけどね。
 西田昌司さんとか、カメラの前で面と向かって言ってたし。

 日本を救う方法。

民主も自民も、ぶっ潰す!


AJER忘年会

カテゴリー: - kurayama @ 00時56分41秒

 チャンネルAJER忘年会でした。オールスターキャスト、勢ぞろいだっかな。

 そこでの挨拶。

「日本を愛する保守派の皆さんの中に、一人だけ左翼的自虐贖罪史観に凝り固まっている日本を代表する歴史学者らしい(←他称)、私が混ざっています。何を反省するかというと、政府の無能と工作員の攪乱により敗北し大日本帝国が滅んでしまったことであります。次は勝って世界政府をするまでやります」

 もう言及する気がないアホが、負け犬ならぬ負け人間の遠吠えをしていると聞いた。宇宙とかラーメンとか、もはや人間の会話になっていないらしい。というか、このお問い合わせフォームにかかってらっしゃい!と言っているのに、自作自演の回し者にレスをつけさせて、自分に都合の悪いカキコミはアク禁にしているとか。バカバカしい。

 そんな馬鹿な話をしているうちに、消費税の導入が延期されましたね。ざまあみろ!

 ついでに金正日の葬式が行われたらしいですが、あんなほとんどの人が嘘なきするような葬式をやられてうれしいのかね。


2011年12月29日(木曜日)

戦勝宣言

カテゴリー: - kurayama @ 12時44分23秒

 どうも。日本の歴史学者代表(他称)の倉山です。

 安濃豊氏、承認制のブログのレスで、自分への賛同意見のみ載せましたな。愛国者さんのレスは拒否らしい。

 あまりにも見苦しいが、転載。文句があったら、お問い合わせフォームにどうぞ。

 

3. KT 2011年12月29日 14:09
今朝、倉山某なる自称”歴史学者”のブログを訪ねましたら。安濃先生からの指摘にたいして、怒り心頭に達したらしく、安濃先生のことをボロクソにくさしていました。見苦しいですね。以下倉山某のURLです。

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=764

よほど、痛いところを付かれたのですね。

”開戦の詔勅で十分だ”などと倉山はほざいてますが、開戦の詔勅にアジア解放目的は書かれてないのに、何を言いたいのか不明です。

今朝の倉山ブログを見ると、日本の歴史学者の品性の下劣さ、低知能ぶりを垣間見ることができます。

安濃先生がいつもおっしゃっているとおり文系人間はIQが低い。私も文系ですが、恥ずかしい限りです。

2. N 2011年12月29日 03:18
あの人(倉山)は既に追放されてますよ笑

 

 レスの連中も本名を名乗れないときている。卑怯者の集団ですな。

 私は痛くもかゆくもないが、ハエが飛んでくると目障りなので相手になってやると言っているのに、逃げ回ってこういう卑怯なまねをするのはどちらだ?何なら、一対三のハンディキャップマッチでも良いけど、絶対に受ける勇気はないだろうな。NとやらとKTとやら。悔しかったら、ウチのお問い合わせフォームに本名で挑戦状をたたきつけてきな!

 開戦の詔書をよく読め。「東亜」「東洋」って何回出てくる?で、締めが「自存自衛」でしょ?

http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/MetaOutServlet

 

安濃豊は逃げました。

ここに戦勝を宣言します。

追記

安濃よ。

宇宙とかラーメンとかどうでも良

いので、直接かかってきなさいっ

て!こっちはいつでも相手になっ

てあげると言ってるんだから!


2011年12月28日(水曜日)

安濃豊へ告ぐ

カテゴリー: - kurayama @ 23時44分40秒

安濃豊へ
 本気で決闘したいならいつでも買ってあげますので、時間と日時と方法をお問い合わせフォームにお知らせください。
 昔の右翼のように「何があろうとも暴力は振るわないこと」とか事前に一筆書きましょうか?
 何なら、「チャンネルAJER・新春特別企画」で貴殿の自説開陳の場を設けてあげましょうか?
 もちろん、こちらも貴殿の国語力の無さを逐一指摘させていただくので。勇気があれば、どうぞ。24時間以内に返答が無い場合は、逃亡したものとみなすので、その場合は私の名前を永遠に口にしないように。

 いきなり安濃豊とかいう、全国的にまったく無名の、およそとりあげる公益性が皆無の人物の名を出されて、まじめな読者が困惑されていると思われますが、最近、怒りが後から増幅されるようになりまして。
 誰かが止めてくれないと、私の中にウスタシャの血が流れ始めるのです。

 感動的なまでに国語力のない御仁なので、これほど反面教師としてふさわしい人物もめったに居ないと思われるのでご紹介。
 いや、こういうのが増殖しているからご注意、と言うべきか。
 仕方がないので見せしめに添削してあげよう。

 国語力が無いと敵味方識別装置が壊れるので注意しましょう。
 私が「敗戦贖罪史観」だと言いたいの?

 これ↓が教材。
保守系歴史学者の正体
http://blog.livedoor.jp/giranbarekanjya/archives/51322706.html

「我こそは真正保守なり、他は偽者なり」の典型ですな。
 何が問題かと言うと、この御仁、独り言を並べるだけで、人の話をまったく理解していない。
というか、しようとすらしていない。

 読者各位、あくまで上から目線で国語の添削してあげるのであって、対等の歴史論争をしようとしているのではないので、誤解なきよう。

 まずのっけから、関係者が失神しそうな記述。

今日ここで取り上げた理由は、倉山氏の見解が日本の歴史学者達による”大東亜戦争評価”を代表しており、さらに、彼らが何故、私が唱える”戦勝解放史観”の受け入れを拒否し続けるかという、その理由を明確に表しているからである。

ギャハハハハハハハハハハハハ!

 そうか、私が日本の歴史学者の代表なのか。知らんかった。日本の歴史学者の大半は、「後ろ足で砂かけた奴」くらいにしか思っていないのだけど。
 これから「日本の歴史学者の代表」を名乗らせていただきます。(爆)
 なるほど、それが「保守系歴史学者の正体」か。
「日本の歴史学者」、気が弱い根性無しの集まりなので、失禁しかねませんな。
 ハイ、私が「日本の歴史学者の代表」です。あえて下品に、wwwwwwwww!

 で、その前の段落に、

氏のブログで開陳した見解、「アジア解放論は後付け」という歴史観

とある。勝手に「こいつはこういう歴史観を持っている」とか決め付けているのは良いのだが、
あとで自爆しているのが、何の嫌がらせだ?

 とりあえず、私が何を言っているかはこちらをどうぞ。
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=531
 件の安濃氏、この記事を最後まで読んでいないのか。
 ご丁寧に、レスの

繰り返し強調しますが、「聖戦の大義」「有色人種の解放」はかなりの数の日本人にとって本気の真実でしたが、少数の政府当局者の無能により、最初は国策にならず、官庁御役所的「作文」でした。

まで引用している。それで十分じゃない?
 それとも、昭和16年12月8日11時45分時点で、すべての政府関係者(含・軍人)が
純粋に有色人種の解放だけを考えていて、政府内の政策の齟齬など一切無く完璧に国策として確立していて、一億人の日本人の中には一人もスパイも売国奴もいなかった、という立証でもされたらお手上げですな。
 そんな立証、まあ不可能。

 次に「反論しよう」と称して、史記とかアメリカ独立宣言とか共産党宣言とか、延々と無関係な話を始める。
 大学のレポートだったら良くて可、普通は不可ですな。
 国語が苦手な小学生とかがこういうことやるけど。
 ちなみに、どこで「出鱈目」とか「作り話」と言った?
 もう一度繰り返す。

「聖戦の大義」「有色人種の解放」はかなりの数の日本人にとって本気の真実でしたが、少数の政府当局者の無能により、最初は国策にならず、官庁御役所的「作文」でした。

 どこを強調されたかわからない人にさらに繰り返し。
かなりの数の日本人にとって本気の真実でした

 これで「出鱈目」とか「作り話」と言うなら、当時の政府の無能やスパイの工作も全部弁護して欲しいものだ。

 何とかの一つ覚えのように「何処が後付けなの」と繰り返しているが、添削は上に同じ。

 さらに「民主党のマニフェスト」の例を引いて、「すべての文書がやる気で作成された訳ではない」という事例まで紹介している。「アジア太平洋戦争は侵略戦争だ」みたいな輩と論争する時にこんな言い方をすると、「それみたことか」と逆用されますな。安濃氏、保守のフリして保守の人間を攻撃する、自虐サヨクのスパイじゃないのか?

 続けてコペルニクス、ニュートン、アインシュタインまで持ち出して何を立証したいのか。
科学者の態度?ふーん。

私が発見し看破した”帝国政府声明文”を日本の歴史学者は無視し続けている。中には倉山氏のように”作り話であった”などと、歴史学者にあるまじき行為を行う輩まで出現した。

 はいはい。マニア根性炸裂ですな。似非マニアと言うべきか。
「自分が“見つけた”レアアイテム」を絶対視したいだけでしょ。
 そういう、アニメマニア以下の“歴史学者”、日本には腐るほどいますけどね。

 ちなみに氏が金科玉条のようにみせびらかす↓みたいなのを「発掘」とか「発見」は言わん。
http://blog.livedoor.jp/giranbarekanjya/archives/51005582.html
 この朝日新聞の記事が閲覧不可能だったとか、発禁処分で原本所在不明とかだったのか?単に誰も興味が無かったものを個人的に発見しただけ。歴史学の基礎ができていない証拠。

 さらに自分が講演をキャンセルされた話とかとこじつけられても。
 どこまで話が分裂しているのだ?

歴史学者にとって”帝国政府声明文”は真に不都合な真実のようである。この真実を認めると、過去の自らの業績を反故にして、ゼロから歴史検定をやり直さなくてはならない。それが怖いのである。これを自己保身とも言う。

添削一 私にとっては開戦の詔書で十分なので、不都合な真実でも何でもありません。
添削二 真実を認めるって、新聞に発表した事実をどう否定するのだ?
    それとも、すべての政府関係者が純粋にこれを信じていた、お役所仕事の人間も、
    スパイも一人もいなかったとか立証できるのか?
添削三 別にやり直さなくて良いけど。
    とりあえず『総図解よくわかる日本の近現代史』を読め。初学者用だ。
添削四 私が誰から何を「保身」する必要があるのだ?
    そんなものを考えるくらいなら、最初からこんな活動はしない。
    どれほど才能のある若者が学界の中で痛めつけられて、
    どんどん腐っているか知らんのか?

 最後にこんな締め方をしている。

大東亜戦争こそ民族の誉れである。その誉れを”作り話”であったなどと宣い、その真実を自己保身から無視し続ける所謂 ”歴史学者”よ、君らに”学者”の名を冠する理由は存在しない。ただちに学会から去れ!日本人であることを辞めよ!

 とりあえず、誤植じゃなく本当に意味がわかっていないようなので指摘。「学会」じゃなくて、「学界」ね。

 何より、すまん。”作り話”とは一言も言っていない。
 別に保身から無視しているのではない。「開戦の詔書」だけで事足りるからだ。
 あと「君ら」の「ら」って誰だ?定義されていないので四人ほど勝手にあげておこう。

五百旗頭眞 北岡伸一

 

御厨貴 加藤陽子

 私が代表です。笑
 いやあ、気分爽快。
 何なら、「敗戦贖罪史観」の代表でも名乗ろうか。
 英霊の皆さん、無能な官僚政治家や木っ端役人根性炸裂の軍人の愚劣な戦争指導のせいで負けました。今度は絶対に勝ちます。世界征服するまでやめません。とか贖罪意識を持つ?笑

 で、上記四人が世界中にそういった贖罪史観を広めて回る。何の冗談だか。

 安濃氏、人のことをこれでもかと人格攻撃してるので、プロフィールを確認。

元々は旧北海道開発庁のキャリア官僚です

再び。


ギャハハハハハハハハハハハハ!

 こんな自己紹介、外務省の若造が合コンで自ら名乗ったという事例以来だな。
 社会に出てこんな挨拶したら笑いものだぞ。
 自己紹介。

「安濃豊です。北海道開発庁のキャリア官僚です」

 改めて文章を添削してみると、おかしくて笑い死にしそうになる。

「ラヂオ番組でいつも話していることを全国の人達にも知ってもらうべき」との勧めがあり、ブログを開くこととなりました。番組内容をなるべく活字としてこのブログに残していきます

ということは、北海道中に私の悪口を言いふらした挙句に、ブログで全世界に発信したというわけだな。

 根本的な批判。
 そもそも「大東亜戦争」などと陸軍がお役所仕事でつけた名称を使うな。
「大東亜聖戦」と呼べ。

以上、砦名物「死体の陵辱」でした。

安濃豊!逃げるなよ!

追記

言いっぱなしか?

逃げる気か?

仕掛けてきたのはそっちだろが?

こっちはいつでも受けて立つぞ。

↓29日付で無反応。

http://blog.livedoor.jp/giranbarekanjya/


2011年12月25日(日曜日)

宇多天皇は旧皇族の先例です!

カテゴリー: - kurayama @ 00時19分37秒

宇多天皇。
日本じゃあ、二番目の黒猫好き!!!

検索の二番目がこれってのはいかがかと思いますが。。。
http://funabenkei.daa.jp/yononaka/neko/uda.html

 さて、年が明けると内閣が秘密裏に女性宮家の創設を検討し始めて、再来年に導入するのですって?ここで最も大事なのは、仮に女性宮を創設するとして、そのお婿さんをどうするかですな。なぜかここで内閣も宮内庁もぼかしている。というか、考えが露骨。
「旧皇族は民間に入られて六十年たっている。国民の理解を得るのが難しい」だとか。

 では、女性宮のお婿さんが単なる平民でも外国人でも構わないと?
 なぜそこまで旧皇族を排除する?
 答えは簡単。
 皇室を滅ぼしたいからです。もしくはのっとり。←のっとられた状態を「滅びた」と言う。
 旧皇族復帰なんかされた暁には、皇室のっとりができませんからね。
 そんな単純な正論は、最初から排除するわけです。

 もう一つ気に食わないのは、「創設」という言葉。
 あのう。。。「創」という字は皇室にはふさわしくないと思います。
 皇室は、「昨日と同じコトを明日も続ける」ことに意義がある世界であって、「新儀」は悪、「先例」が善、が伝統法ですから。
 もちろん、歴史を積み重ねれば色々なことが起きるのですが、だれかが思いつきで「創造」「発明」をされては困るのですね。そういうのを「専横」と言います。
 皇室に何かが起きた時にこそ、歴史に「先例」を求めるのですね。

 近い時代に先例がなければ最終的に日本書紀に求めます。
 それで良いのです。
 皇室の議論をする時、日本国憲法など見るはずがないのです。
 日本書紀の方がよほど法的規範としても重要です。

 学者の役割とは「先例」を発見することのはずなのですが、
 かの「有識者会議」と称する無識者どもは、発明を競っていたとしか思えませんね。
 誰かが「イイコト思いついた!」は悪なのです。

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/konkyo.html
 ↑この面子、皇室に関しての玄人、かろうじて日本古代史の笹山さんだけでは?
 言って悪いと少しも思わないけど、この十人中九人より私の方が詳しいですし。
 ついでに、近現代史なら笹山さんより私のほうが詳しいですから。
 笹山先生にその言い方は、学界の先達に無礼?
 あんなバカな報告書に名を連ねた人に無礼とは思いませんが、どうかしました?
 ↓証拠品。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/

 この無識者会議で、平安時代の専門家のはずの所功先生が「宇多天皇は先例にあらず」とか言い出して、女系派の有力根拠として採用されているのです。

「女性宮家」の議論を考える上で重要なので、宇多天皇が本当に先例にあらずなのか、議論の材料を提示します。

 宇多天皇とは、詳しい経歴は自分で調べられるので省略するとして、要するに平安時代の名君です。「菅原道真を登用した天皇」くらいの知識は学校で習います。
 そうそう、遣唐使を正式廃止しましたね。(これが女系派の気に食わない?)

 宇多天皇は定省王という皇族だったのですが(親王より格下)、臣籍降下して源定省となりました。しかし三年後に皇籍復帰し、定省親王として即位したという訳です。
 宇多天皇が源定省だった時代に生まれた御子が後の醍醐天皇です。
 つまり、旧皇族(かつて皇族だった方とその子孫の方)が即位しても構わない先例が二例あるわけです。

 ここで女系派が金科玉条の如く繰り返す「たった三年じゃないか!六十年とは違う」という、
一見、正しそうな発言が、宮中先例としては何の意味も持たない理由の説明。

 宇多天皇の場合。
 臣籍降下=無数に先例がある。問題なし。
 皇籍復帰=無数に先例がある。問題なし。
 いったん臣籍降下した後の皇籍復帰次いで即位。=先例なし。普通に考えれば大問題。

 では、皇族の即位は?=すべてが先例。
 つまり、皇籍復帰した時点で臣籍降下の事実を無かった事にしてるに等しいのです。
 公式の儀礼では、皇族と復帰した皇族で差別はありませんし。
 もちろん、宇多天皇は「天皇のクセに一度は氏を持った奴」とか陰口とか嫌がらせはひどかったのは確かです。
 では、生まれた時は臣籍にあった(皇族ではなかった)醍醐天皇の場合は?
 特に問題にされていません。政治状況とか宮中の人間関係も好転していました。
 要するに、一度皇籍にあったかどうか、生まれた時が臣籍にあったかなど問題ではないのですね。ただ天皇との血のつながりは重視されますが、その目安は

五世

です。
 女系派の「六十年」などは、物の数ではないのです。こんなの古代史の常識です。

 ところでお気づきになりませんでした?
 皇籍復帰が臣籍降下をなかったことにする、で一番困る人たちが誰かを?

 今の「旧皇族」の方々、誰のせいで皇籍を奪われたのでしょうか。
 ダグラス・マッカーサーですね。
 つまり、旧皇族の復帰とはマッカーサーのやったこと、戦後レジームそのものの否定になるのです。そりゃあ、戦後レジーム大好き人間は、旧皇族の皇籍復帰に猛反対でしょう。

 よしんば、「宇多天皇は先例にあらず」が正しいとしましょう。
 で、「女性宮」のお婿さんに旧皇族の方々ではなく、誰を連れてくる気か?
 ぜひともそのお婿さんの条件とやらをお聞きしたいものだ。

 女系派の言い分を聞いていると、黒猫好きが弾圧されているような気になって、思わず難しいことを書いてしまいました。

 難しくてわからんが、詳しく知りたいという声が多数ならば、皇室先例話をシリーズ化します。


2011年12月23日(金曜日)

増税きょうこう

カテゴリー: - kurayama @ 21時18分29秒

同音異義語が多いので、辞典風にまとめてみました。

増税きょうこう

一、増税強行=藤井裕久がやったこと。
 用例)強行“不”採決。

二、増税強攻=日本を滅ぼす、最も手っ取り早い手段。

三、増税恐慌=日本を滅ぼしたい人がやりたいこと。

四、増税凶荒=日本を滅ぼしたい人が望む状態。

五、増税凶行=長期デフレであえいでいる時に増税を言い出すこと。

六、増税強硬=岡田克也の頭の悪さのこと。ついでに性格も悪い。

七、増税教皇=白川方明のこと。
 別音同義語)白川法王。

八、増税恐惶=どうでも良いからデフレ震災時に増税なんかやめてくれという、筆者の叫び。


2011年12月21日(水曜日)

拉致と日銀は同根だ!

カテゴリー: - kurayama @ 07時25分13秒

 だいぶ前の話ですが(確か『SAPIO』?)、兵頭二十八さんが、
「日本の安全保障の最前戦は国会だ」と仰っていましたね。
 今の日本はまったく戦える状態にないのですが、戦える状態にするだけで周辺諸国はそれだけで怯えきる、という趣旨だったかと。

 逆賊をたとえに出して恐縮ですが。
 太平記の有名なシーン。
 足利高氏(まだ尊氏ではないので尊王家)が、妻子を人質にとられているのに鎌倉幕府に反旗を翻す決心をする。
「鎌倉を攻めましょう!」と促す側近たちに対し、「六波羅探題を攻める」と。
 つまり、「(主力が集中している)六波羅探題を落とせば、鎌倉は胴体を無くして頭だけになる」ということ。
 事実、その通りになりましたが。

 さて、北朝鮮拉致問題を解決する、急がば回れの最短通路は?

本石町に総攻撃を!

 1月の通常国会冒頭で、民主と自民の有志、みんなの党とたちあがれ日本の共同で、日銀法改正を提出する時がきました。これをやればアメリカとロシアは「日本は本気だ」と思いますし、中国と北朝鮮を恐怖させられます。

 ちなみに、今の宮内庁は現代の皇居探題ですね。

 北朝鮮拉致問題解決の時は来た。
 それはさておき、白川方明と羽毛田信吾は討伐されるべきである。

 何を言っているか判らない人は、過去記事を読みましょう。


2011年12月20日(火曜日)

金正日死亡の意味

カテゴリー: - kurayama @ 06時14分58秒

 金正日の死亡が発表されましたね。

 例のピョンヤン放送のチマチョゴリおばちゃん、この準備をしていたのでしょう。

 さて、先代の金日成が死亡した時、奴らはどうしたか。

3年間、喪に服す。

 つまり、その間に体制固めをする訳です。普通に考えれば、体制存続が最大の願いなので、大人しくしているでしょう。体制が固まればやりたい放題になりますが。

 日本人全員、瞑目すべし。

拉致問題解決の期限は最大3年!


2011年12月18日(日曜日)

仙台で「解散阻止」を吼える

カテゴリー: - kurayama @ 21時50分05秒

 頭痛(物理的かつ比喩的)がおさまったので久しぶりに更新します。
 昨日は仙台日帰りでした。
 仙台吉野作造研究会とmy日本宮城主催の我らが相沢光哉先生の当選祝賀会です。

 過去記事を読んでいない人のために相沢県議のことを繰り返しますと、被災地の知事でありながら増税容認発言を繰り返す村井知事に対して、9月30日に宮城県議会での質問により、
「私だって苦しい!」との答弁を引き出された方です。

 しかし、開口一番、

「私だって苦しい!!!」

って、歴史に残るポジショントークだわさ。
 その後の、世にも見苦しい愚かな理由付けはポジショントークだと宣言したあとの答弁なので、武士の情けで無視。確認したい方はどうぞ。

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?m=201109

 さて、16日金曜日の産経新聞とチャンネルAJERは御覧になられましたでしょうか。
 相変わらず産経のネット記事はすぐに消えるのと、そもそも本紙が2面ぶち抜きで議事紹介で詳しかったのでリンクを張る必要もないのですが。

遂に財務省が増税反対に!
http://www.youtube.com/watch?v=1MsQtMMVjlY
http://www.youtube.com/watch?v=Cn5wPqH7W5M&feature=related

 「バランスの武藤」こと、武藤敏郎元財務事務次官が、安倍晋三元首相と同じシンポジウムで
同じような内容をしゃべったという、「平成の薩長同盟」のような記事です。
 このシンポジウムが11月17日に行われて一ヵ月後に本紙掲載という意味は重視してます。

 安倍内閣に対し財務省は最も抵抗したのですが、それも今は昔。安倍内閣つぶしの陰謀の首謀者が、実は日銀だったという話はいずれAJERの方でしようと思います。
 では武藤さんと日銀の関係は?
 当時を知っている人は簡単に思い出せること。

世界で一番、白川法王を憎んでいる人物!

です。
 確かに武藤さん、「バランスの武藤」で発言がどうとでも取れるので有名ですが、「世界で一番、白川法王を憎んでいる人物!」ではないとの立証は難しいでしょう。なにせ、親子二代に渡る悲願を白川法王とセンゴク指揮官に潰されたのですから。

 勝次官がここで民主党主流派路線に追随するか、それとも路線転向するかの予断はぜんぜん許しませんけどね。ただ、財務省本流が自民党反主流派と手を組む流れになったのは喜ばしいことです。是非とも増長する日銀に鉄槌を下して欲しいものです。

 ところで、永田町では駆け巡っている早期解散論が猛威を振るい始めています。
 解散風を吹かせようとしているのは公明党ですが、いつもは「後出しジャンケン」の公明党が
「先手必勝」作戦ですからねえ。
 日本を愛する人は、これにのってはいけません!
 なぜか。
 民主も負けるでしょうが、どうせ自民も勝てないからです。
 特に、民主党の良識派が壊滅するでしょう。
 また、自民党の一番タチの悪い人たちが伸張するでしょう。

 今の民主党主流に一日も政権を任せられない、増税を阻止したい、などは正論です。
 賛成です。
 だからこそあえて聞きます。

谷垣総理に希望が持てますか?

 解散総選挙の前に絶対にやること。

自民党総裁選挙!!!


2011年12月15日(木曜日)

国政を目指す野望ある青年へのQ&A

カテゴリー: - kurayama @ 00時57分35秒

 経済評論家の上念先生のフェイスブックより、ご許可を得て転載します。
 というか、拡散希望。笑

 私、デフレ下で増税を徹底糾弾して、不況下で節約を説く政治家を「江戸時代の思想そのもの」とか呼んでいたのですけど、間違いでした。 

 関東大震災の時、

 徳川綱吉は減税をしました。

 今、増税を言い出す奴は、かの徳川綱吉よりアホだということですね。

 

国政を目指す野望ある青年へのQ&A

Q1:増税で財政再建を達成した国が歴史上存在するか?

A1:存在しません

Q2:デフレ下で消費税を増税した97年以降日本の景気、税収はどうなったのか、名目GDPおよび税収の伸びを具体的に答えてください。

A2:日本の税収の推移は以下の通り。

1997年 53.9兆円→消費税増税

1998年 49.4兆円

1999年 47.2兆円

※この後、2011年まで税収が53.9兆円を上回ったことは一度もない。

その後の推移はこちら→ http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20100703/1278169815

名目GDPの推移は以下の通り

1997年 515兆円

1998年 504兆円

1999年 497兆円

※この後、2011年まで横ばい

その後の推移はこちら→ http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html#index02

Q3:デフレ下で消費税増税を行った場合、人々の可処分所得は増えるのか減るのか、端的にお答え下さい。

A3:減る。

※詳しくは→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111120-00000082-san-bus_all
 

Q4:人々の可処分所得が減少する状況で消費が増えるのか、減るのか二者択一してください。

A4:減少する。(財布の中身が減って、金遣いが荒くなる人は珍しい。そんなの常識です。)
 

Q5:税収が増えるために消費が増えるのが望ましいのか、減るのが望ましいのか二者択一してください。

A5:消費が増えるほうが望ましい。(景気が悪くて税収が増えるわけない。これも常識。)
 

Q6:日本国政府の政府資産はいくらありますか?金額で答えてください。

A6:約650兆円。(アメリカ政府の約4倍。世界最大の政府資産で、その大半は特別会計などの基金、特殊法人への貸付金や出資金など公務員の天下りのための資金となっている。)
 

Q7:自分の経済に対する認識が間違っていたときに、あなたはそれを改めて出直す勇気がありますか?

A7:政治姿勢というよりも、人間としての器の問題。各自の判断に任せます。

Q8:日本がこれ以上経済成長するのは無理か、無理でないか?

A8:無理ではない。デフレを脱却して年率2〜4%程度のマイルドなインフレを実現すれば、実質成長率2%+物価上昇率2%=名目成長率4%程度は達成可能。ちなみに名目成長率4%はOECD加盟国中では最下位に近い数字。これすら達成できないとしたらそれは政策が間違っているから。
 

Q9:名目GDPと実質GDPの違いを、簡単な式で説明してください。

A9:実質GDP=名目GDP÷物価

ちなみに、成長率で考えると以下のような式が成り立つ。

名目GDP成長率=実質GDP成長率+物価上昇率


2011年12月10日(土曜日)

財務省内増税反対派の逆襲

カテゴリー: - kurayama @ 13時14分01秒

 昨日のチャンネルAJERは難しすぎたかなあ。
 政界再編に突き進み混沌とする政局を救えるのは、中山恭子先生だ!
 というのは判りやすいと思いますけど。
 ということで解説。

 部分的にはこれ。
消費税増税 総理の決意固く年内にもまとまると財務官僚語る
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111130-00000014-pseven-pol

 財務A(中堅、増税原理主義者)、経産B総務C(ベテラン)、農水Dが匿名で座談会をやってます。
 基本的に財務省の情報が漏れてこないのですが、こういう形で本音が伝わることがあります。
(たいてい意図的に)

 まず、財務A氏が増税原理主義的発言を全開にすると、
総務C氏が「オタクの省の奥の院では違うぞ!」と冷や水。
 TPPなんてどうでも良い問題が終わった後(野田内閣の政治力不足を語る枕詞?)、以下の本題に。

総務C
税制改革で何度も苦労した財務省の有力OBは、野田政権が「財務省の傀儡(かいらい)」とか、(野田政権を陰で操っているのは財務省の勝栄二郎事務次官との噂から)「勝首相」とかマスコミで呼ばれ、国民に野田政権を動かしているのは財務省だと思われていることを憂慮しているんです。

 財務省は歴代OBが力を持っています。
 特に、日銀総裁か東証理事長を務めたOBは「次官の中の次官」として尊敬されます。
 今だと、長岡実元東証理事長が大御所、松下康雄元日銀総裁、山口光秀元東証理事長は実力OBです。総裁になれなかったですが武藤敏郎元日銀副総裁は、一番睨みを効かせられる方ですね。
 この中のどなたが憂慮しているのかまではさすがに特定できないですが。
 ただ、この人たちが「勝!やめろ!財務省を潰されてよいのか?」と言えば、増税はなくなります。

 さらに、総務C氏は現役の動向に。

総務C
いや、消費税に突き進んでいるのは勝さんというより、次の次、その先の次官をめざして成果をあげたい財務省中枢を担う官僚たちだ。彼らは消費税法案と他の重要法案を抱き合わせにして、それこそ成立しないと国民生活に支障が出るところまで野田総理や与党を追い込み、最後は自民党との話し合い解散を条件に法案を成立させることまで考えている。

この次の次、その次、は霞ヶ関の常識がわかれば特定できます。
今の現役幹部は以下。

 勝栄二郎事務次官(昭和50年入省、←主計局長)
 真砂靖 主計局長(昭和53年入省、←官房長)
 古谷一之主税局長(昭和53年入省)
 香川俊介官房長 (昭和54年入省、←官房総務審議官)
 木下康司国際局長(昭和54年入省、←官房総務審議官)
 佐藤慎一官房総務審議官(昭和55年入省)

 今の人事、色々と異常です。
 まず、今の次官と、次の次官の年次が3年離れていること。
 つまり、昭和51年入省組と52年組は次官を出せないということが確定したわけです。
 普通は一年に一人ですが、実力次官は二年やりますから、どうしても負け年度はでます。しかし二年連続は異常で、これが「勝さんは三年やる気か?」という噂の根拠になっています。

 さて、次の次官(名前は次官でもトップ)は真砂さんで決まりです。
 主計局長から次官になれないのはこれまた異常事態です。戦後4人しかいません(というか4人もいることが大蔵省的に異常事態)。
 この年次のあき方からして、勝さんが2年で大人しくやめてくれれば、真砂さんも2年任期の
「実力次官」になれる可能性があります。

 ただし、異常なのが主税局長に同期が据えられていること。
 霞ヶ関は「年次絶対」、財務省は「主計絶対」なので、普通は「主計>主税」の年次にします。その方が仕事がやりやすいので。

 過去には国税庁長官に先を越されたり、あるいは角栄人事で高木文雄主税局長に負けて、次官になれなかった橋口収主計局長の例もあります。
 真砂さん、生きた心地がしないでしょう。人事的に真砂さんは勝さんに逆らえないような状態ですね。

 「次の次」は香川官房長。
 官房長というのは、次官の秘書役です。
 局長(つまり先輩)間の調整や、国会対策をします。
 勝・民主党(鳩菅)シフトに対して、香川・小沢シフト、みたいな対立構造を報道されたこともありましたが、今の報道の「勝の腹心」という言い方のほうが正確でしょう。

 さて、「その次」が二択。
 普通は、佐藤官房総務審議官です。
 官房総務審議官というのは、次の官房長になる人です。
 ただ、つい最近の9月まで香川官房長の同期の木下現国際局長が官房総務審議官だったのです。同期で上司部下というのも異常人事ですが。(思わず『政官要覧』で確認してしまった。)
あまり報道されませんが、財務省の人事、相当停滞しています。

 で、「増税反対派」の「派」ですが、自民党の派閥のようなものを想像してはいけません。
 財務省は建前上、一枚岩です。派閥は存在が許されません。
 ただし、どこぞの日銀のように本物の全体主義ではないので、内部での議論は許されます。
 だから、
次官「増税だ!」
OB「やめろ!財務省が潰される!」
部下「次官の意に従って増税に邁進します!(次官が飛んだら人事が回るんだもん)」
次官「増税ちょっと待て!」

みたいな話になっている訳です。
 「派」が瞬間的に入れ替わるわけですね。
 ただ、OBの「民主党政権に深入りしたらヤバイ」という危機感は本物です。

 さて、覆面座談会を続けると。

総務C
そこまで力ずくでやって、もし野田政権が行き詰まって倒れたら国民はどう見るだろうか。

経産B
確実に財務省、霞が関に怒りが向けられる。

 さらに。

経産B
政治が混乱し、怒りが官僚に向けられた時、どんな事態が起きるか、霞が関では知られた「伝説」がありますからね。細川連立政権が国民福祉税に失敗して短命に終わった後、政権に復帰した自民党は、憎き“小沢政権”に協力した霞が関に報復した。大蔵省の官官接待汚職、ノーパンしゃぶしゃぶ醜聞が吹き荒れ、結果的に小沢さんの右腕だった斎藤次郎・次官の腹心たちが次々と退官させられた。さらに大蔵省は金融庁を分離され、「律令制以来、1000年以上の歴史を持つ」と誇っていた大蔵省の名前まで奪われて財務省に格下げされた。

総務C
Aさんたちはそれをまた繰り返すの? 勝次官ら首脳部にはOBのお歴々から、「野田政権に深入りせずに撤退を考えておけ」とサインが出ているはずですよ。

 私が、
「財務省と日銀は一枚岩ではない。財務省を現政権から離脱させれば増税も亡国も阻止できる」
というたびに物笑いにされました。今もされてる?
その中で一番印象に残っている揶揄。

「それができたら本当に維新回天だ」


市川森一先生がお亡くなりになられました

カテゴリー: - kurayama @ 13時07分55秒

 市川森一先生がお亡くなりになられた。。。

 去年の10月28日の記事、実は市川先生にお会いした日なのです。名刺を渡すだけでしたけど、全身、汗びっしょリに。他に色々有名人がいたような気もしましたが、目もくれず。

 何せ私、大学入るまで、「なりたいものが、市川森一」でしたから。。。

 なぜかという話をしだすと止まらなくなるので、市川先生の最も有名なセリフを。

  やさしさを失わないでくれ。

  弱いものをいたわり、互いに助け合い、

  どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。

  たとえその気持ちが、何百回裏切られようとも。

 大人になるまで、「正義を貫く者は死ぬ」くらいの浅い認識でした。

 アーメン。


2011年12月8日(木曜日)

安倍さんの経済関係の発言が正しすぎる件

カテゴリー: - kurayama @ 23時59分04秒

 久しぶりに暗号だらけの記事を書きます。宣言

 なんか、おそろしく正しいことを言っている。

仙台「正論」懇話会 安倍元首相講演 増税ありきの流れに警鐘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111208-00000010-san-l04

 何から何まで正しすぎるぞ!!!

 ちなみに6日の安倍さんの講演会では、長谷川三千子先生や上念司先生が前座をされていましたね。懇親会は来ないのかと思っていたら、最後に戻ってこられました。びっくり。

 幕末の主流派。
 一橋・会津・薩摩

 幕末の反主流派。
 長州

 現在の主流派。
 民主党・日銀・財務省

 誰が長州で、何をすれば良いかは言わない。

 ヒントは

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111130-00000014-pseven-pol


2011年12月5日(月曜日)

帝国憲法改正案・第九条

カテゴリー: - kurayama @ 00時38分26秒

 第八条に引き続き、緊急時規定。

第一案
天皇は法律を執行する為に又は公共の安寧秩序を保持し及臣民の幸福を増進する為に必要なる命令を発し又は発せしむ。
但し命令を以て法律を変更することを得ず。

第二案
天皇は法律を執行する為に又は行政の目的を達する為に必要なる命令を発し又は発せしむ。

 第一案は帝国憲法そのまま。
 第二案は松本案です。
 内容は同じですが、簡文主義の観点から松本案を推します。
如何。
 ちなみに佐々木案は、繁文になっています。

 要するに、基本は内閣(総理大臣)が、政府機能が麻痺すれば天皇が必要なことをするということです。
 ただ、松本案を日本国憲法の頭のままで導入すると、「行政の定義は?」とかで、シッチャカメッチャカになります。
 現に、「中央銀行の業務は行政に含まれるか」という難問をまったく解決していないですし。

 命令で法律を変更できないとは、恒久的な国民の権利制約をできるのは議会だけであって、政府にその権限を認めないという意味です。第八条と趣旨は同様です。
 天皇の名を以って許しませんという意味も含まれます。

 今次大震災を思うにつけ、なぜ帝国憲法の八条と九条を考えようと言う気が起きないのでしょうか。
 次回は同じく緊急時規定の第十四条。


2011年12月2日(金曜日)

帝国憲法改正案・第八条

カテゴリー: - kurayama @ 16時26分47秒

 六条と七条は専門的すぎる技術論で難しすぎるので、先に八条。
「国家緊急事態条項」を盛り込むべきだ、と主張している方とは是非、帝国憲法八条、九条、十四条について、しっかり議論したいものです。

天皇は公共の安全を保持し又は其の災厄を避くる為緊急の必要に由り議会閉会の場合に於て法律に代るべき勅令を発す。
此の勅令は次の会期に於て議会に提出すべし。若議会に於て承諾せざるときは政府は将来に向て其の効力を失うことを公布すべし。

 帝国議会を議会に変えただけです。松本案では変えず、佐々木案では枢密院に代わり「憲法事項審議会」による議決としています。

 内容に関して、つまり「緊急時には議会に諮る暇がない」という前提の制度です。
 今次大震災の民主党政府の醜態とか見てると、国民に丸投げする「呼びかけ」ではなく、統治者が責任を負う「命令」の体系を考えておかねばならないと思う。

 誰がこの緊急勅令を発するかという話ですが、戦前の枢密院の機能は参議院の緊急集会が吸収していて、それは悪くないです。
 しかし、関東大震災のように枢密院が召集できない時もあります。
 緊急集会すら開けない時も想定すべきでしょう。
 戦前も戦後も、総理大臣が欠けていた場合もありました。
 憲法たるもの、2.26事件のような政府機能が麻痺する事態も想定しなければなりません。
 ちなみに、今の日本政府も十分、「政府機能の麻痺」に値します。

「誰が」の話に関しては、細かい規定は法律で定めることにして、究極的には
「日本国の本来の統治者である天皇が」
という原則を変えてはならない、というのが、散々対立した松本・佐々木両博士の共通見解です。天皇こそ、日本を守る究極の安全保障機関です。

 難しくてわからないという人は

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それにしても案の定、宮内庁は女性宮家に旧皇族の配偶者を入れない気、満々ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111202-00000090-san-pol


2011年12月1日(木曜日)

憲法審査会寸評ーみんなの党

カテゴリー: - kurayama @ 01時22分23秒

 どうしたものかとしばらくほったらかしにしているうちに、参議院のほうで江口克彦先生が少しマトモなことを言っていたような気がする。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/elex/snk20111129104.html
【みんなの党・江口克彦氏】
現行憲法が占領軍による日本弱体化という意図で作成されたことは明らかだ。
3〜5年ごとに一度検討し、時代に合ったものにすべきだ。

 前半はその通り!
 後半は、邪道です。まあ、今の体制を見ていると言いたくなる気持ちはわかりますが。
 いきなり難しい言葉で反論すると、「硬性憲法の簡文主義」をどう捉えるつもりか。
 それの解説も含めて、衆議院のほうの寸評。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111117/plc11111723240019-n1.htm
【みんなの党】
憲法公布から65年を経て、これまでの国の形を見直すべき時期にきている。
道州制、一院制、首相公選制、憲法改正の発議要件を3分の2から過半数に改めるなど、
実務的観点から憲法改正論議を前に進めるべきだ。

 さて、一行目と三行目には異論がない。問題は二行目の四つの論点。

一、改正要件緩和
「硬性憲法」とは、憲法はタダの法律よりも重みがなければならない、コロコロ変えられたら困る、だから、改正手続きを普通の法律よりも厳しくしよう、という考えです。
 憲法と法律が同格な場合、権力者の命令が憲法の上位に来たりするのですね。
「憲法とはそもそも権力者を縛る法」であって、権力者の上位の存在なので、それがなくなると、憲法も法律も命令も名前以外は違いがなくなるのです。
 例をあげると、今のベネズエラの大統領は「憲法マニア」なので、普通の命令ですむことを「憲法改正」という形で押し付けたりします。
 こういう危険をわかっているのだろうか。

 逆に法律が憲法典並みに強力になることもあります。
  例)日銀法!
 これはみんなの党が苦しんでいるところです。
 これ、たかが法律なのですが。

※以下、マニアのためのおまけ。もしくは信者への挑発!
 無効論者がまず言い出すであろう「日本国憲法の改正など恥の上塗りだ」という批判をどう捉えているのだろう。
 これへの反駁を考えていなければ議論として即死。
「だってそうはいっても現実はしかたないじゃない?」だったら、憲法論をする資格なし。
 それは法律の議論であって、法(哲学)の議論ではない。

 ちなみに、南出信者は仰天するだろうけど、「96条改正」による「日本国憲法の無効」を
 宣言する方法はあります。「国会による無効宣言」などという粗雑な方法は不要。
 そのうち暇になったら「議会による無効」を「単なる宣言」という非合法手段ではなく、合法手続きにのっとってやる方法を公開しようかな(笑かつ挑発)。

二、首相公選制
 勉強不足!
 政治学の基礎を学べば恥ずかしくて言えない議論。
 ただでさえ衆参ねじれで大変なのに、さらに立法府と行政府をねじれさせてどうする?

三、一院制
 二院のあり方が問題なのは認めるし、参議院のように無益か有害でしかない存在なら一院制もないではない。以上、有名な「シェイエスの話」。
 しかし、そのシェイエスのフランス革命が一院制だったせいでどんな過激になったか。
「国王を死刑にするかどうか、投票で決めます。僅差で死刑。執行!」
「次に王妃を死刑にするかどうか、投票で決めます。僅差で死刑。執行!」
とか、そういう暴走を止める装置をどう考えているのだろうか。

四、道州制
 そもそも憲法典をどう捉えているのだろうか。
 必要なことを書き込むべきだ、と考えているなら日本国憲法に毒されている。
 それが侮辱なら大陸法の繁文主義に染まりすぎ。

 わたしは「国の形を必要最小限だけ書き込むべき」との簡文にしておくべきで、
 それならば「不磨の大典」で問題ないはずなのですが。

 地方行政に関して、明治政府は今の地方分権改革とは比較にならないほど必要性がありました。幕藩体制の否定、すなわち府県制の導入です。
 しかし、帝国憲法には地方行政の項目がありません。なぜか。
 必要に応じて変わることが想定されるからです。
広すぎるけど開発が急務だった北海道庁をどうするか、
沖縄をどうするか(補助金を増やすための台湾編入論もあった)、
あるいは戦時体制で東京を府から都にするとか、
日本の場合「くにのかたち」とはあまり関係ないのですね。

 江口さんで少し救われたけど、期待していただけにあまりの勉強不足にがっかり。
 憲法は普通の法律とはまるで違うと言う基礎がわかっていないから変なことを言い出すのだと思う。

 憲法論議で「何をどう書くか」より大事なことは「何を書かないか」です。


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