広島市:飲酒運転厳禁、徹底 事故受け、市長が職員の面談実施へ /広島
毎日新聞 2013年06月05日 地方版
広島市職員が飲酒運転と物損事故で書類送検された問題を受け、松井一実市長は4日の定例記者会見で、被害者や市民に陳謝した上で、職員に飲酒習慣や飲酒運転に対する認識などを尋ねる面談を実施する考えを明らかにした。面談を実施することによって、飲酒運転厳禁の認識を徹底させる狙いという。
同市では昨年も消防士長や中学校長が飲酒運転で事故を起こしている。松井市長は「根絶を厳しく訓示したが、続けて発生し、非常に残念。市民の信頼回復に向けて防止策を考えたい」と述べた。
その上で、これまでの研修では成果が上がっていないとして、職員一人一人に上司が面談して飲酒習慣などを把握する取り組みに乗り出すとし、「多少プライバシーに関わるが、お酒をどんな風に飲んでいるか、自覚を促す意味でも効果的だ」と話した。面談は成果をみながら継続していく方針。【高橋咲子】