梅雨なのに毎日いいお天気です。
突然ですが、私、断捨離を始めて丁度2年になりました。
今書いているこの記事は、90個目です。
ブログを始めたとき、ゴールは記事100個と決めていました。
あと10個です。
断捨離2年になる6月までにゴールする予定でしたが、間に合いませんでした。
しかし、目標の100までは続けようと思います。
100個目の記事でお知らせする予定でしたが、たくさんの方に見ていただくようになったので、突然終わりと言うのは申し訳ないと思いまして、前もってお知らせすることにしました。
ここまで続けてこられたのも皆様のおかげです。
あと記事10個ですが、よろしくお願いします。
あ、98くらいで挫折していたら笑ってくださいね。
さて、今日は2年前に断捨離を始めたきっかけをお話しようと思います。
それまでも物は多い方ではなかったのですが、それなりに色々ありました。
その中でも、普通のご家庭にはないものが山のようにありました。
それは、絵カードです。
息子さんは自閉症を持っているため、言葉の習得が遅く、ずっと会話ができませんでした。
自閉症の診断を受けてから、療育をしていく過程で、絵カードというものを知りました。
一つ一つの単語を絵カードで作り、絵カードを組み合わせて会話をしていくというものです。
息子さんは喋れないというわけではなく、言葉が意志を伝えるものだと気づいていないみたいでした。
小さい頃、喋っている言葉は全部絵本の暗唱で、「○○ちょうだい」とか「○○したい」とか何も要求できない状態でした。
それでもずっと一緒にいると何となくわかるので、息子さんが「ん」と言ったら、「水が飲みたいのね」とか、「ん」と言ったら「お腹がすいたのね」という感じで生活していました。
絵カードを使い始めてからは、水が飲みたい時は「みず」の絵カードを持ってくるとか、バナナが食べたい時は「バナナ」の絵カードを持ってくるという感じで、息子さんが何を欲しがっているのか少しずつ分かるようになってきました。
そして、もっと色々分かるようにと、絵カードをたくさん作り始め、気づいたら何百枚もありました。
キッチンには食べ物や飲み物のカード。
料理も私が作れるものは全部作って写真に撮り、カードを作り、壁に貼って、「何食べたい?」と聞いて息子さんに選んでもらっていました。
その時息子さんは「くろまめ」をよく選んだので、頻繁に黒豆を煮るようになり、私の得意料理になりました。
玄関には行先の場所のカードがたくさんあり、今から行くところをカードで知らせたり、息子さんに行きたい所をカードで選んでもらったりしていました。
洗面所にも、歯磨きとかお風呂に入る時にすることのカードとか、着替えのカードとか色々はってありました。
こんな風に家はカードで溢れていました。
こんな生活が続き、息子さんも要求が色々できるようになり、年長さんの頃には、言葉も大分使えるようになってきました。
そして、小学生になると、目覚ましい成長を始めた息子さん。
カードがなくても会話ができるようになり、色々なことを順番に一人でできるようになりました。
そんなある日、息子さんが言いました。
「僕、もうカードなくても自分でできるよ」
あら、そうですかと、カードを全部片付けて様子を見ました。
本当に大丈夫でした。
そこで、作ったカードを全て捨て、カードを作るラミネーターや小道具、画材なども全て捨てました。
その時の感動と言ったら!
とても言葉では言い表せません。
すっきりとはこういうことかといった具合です。
そして、結婚前はものが少ない生活をしていたなと思い出しました。
そのとき丁度こんまりさんの本を見つけて、捨て作業が始まったというわけです。
それから2年間、家族の様子を見ながら少しずつ捨てはじめ今に至ります。
息子さんもものがない方が集中できて過ごしやすいようでした。
もしかすると絵カードを作りすぎて成長の妨げになっていたかもしれません。
今となっては分からないことですが、今幸せなら全てよしでしょう。
断捨離を始めて息子さんも成長しましたが、私も色々学びました。
少しは成長したと思います。
これも息子さんのおかげです。
息子さんに感謝です。
そして、今のところ何も言わない旦那さんにも感謝です。
もう少し私の断捨離生活は続きますので、よろしければお付き合いください。
長文になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
それでは皆様もよい一日を。
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