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「パート女性 早産のリスク高い」6月6日 4時14分
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パートで働く女性が出産の際に早産となるリスクは、正社員や専業主婦の2.5倍に上るとする調査結果を厚生労働省の研究班がまとめました。
産婦人科の専門医らで作る厚生労働省の研究班は、平成20年からの3年間に全国の11の病院で妊婦の生活習慣や健診結果などのデータを集め、出産の際に早産につながる要因を調べました。
データのそろった1365人の妊婦のうち、早産になったのは102人でした。
就業形態別に早産になった割合を見ると、パートタイム労働者で12.5%、正社員で6.6%、専業主婦で6.5%で、薬の服用などの影響を除くと、パートで働く女性が早産となるリスクは、正社員や専業主婦の2.5倍に上るとしています。
それぞれの妊婦の仕事の内容などは不明ですが、研究班ではパートで働く女性は、早産の兆候があってもなかなか職場に言いだせず、母体に負担がかかっている可能性があると分析しています。
早産で生まれた赤ちゃんは体重が少なかったり呼吸障害があったりすることがあり、予防が課題となっています。
研究班の代表を務める富山大学産婦人科の齋藤滋教授は、「雇用者は、妊婦が安心して休養できる環境を作り、おなかが張るときは横にして休ませたり、産婦人科を受診させるといった対応を取ったりする必要がある」と話しています。
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