<ソフトバンク2-0DeNA(5日)>ソフトバンクは5日、DeNA戦(横浜)に2ー0で勝ち、貯金を今季最多の4とした。先発のベテラン左腕・帆足は7回を3安打無失点に抑える快投で4勝目をマーク。鷹のベテラン左腕はこれで今季の交流戦は3戦3勝と“鷹投の救世主”というべき活躍ぶりだ。打線では、絶好調の切り込み隊長・中村が2得点に絡む活躍を見せ、ハマの番長・三浦攻略に一役買った。
FA移籍1年目の昨季は1試合のみの登板に終わってしまったベテラン左腕・帆足がこにきて“鷹投の救世主”として存在感を発揮している。この日は緩急を使った丁寧な投球で強力DeNA打線を翻ろうし、7回をわずか3安打、無失点に抑えた。今季の交流戦は5月17日の阪神戦を5回1失点に抑えると、5月28日の巨人戦でも6回無失点。これで交流戦3戦3勝で、通算でも4勝1敗だ。
先発陣は摂津、武田、大隣、寺原の先発の柱が次々に離脱する中で、帆足はなんとも頼もしい投球を見せている。その安定感抜群の投球について、郭投手コーチは「去年は(左肩の故障で)投げてなかったというのがあるけど、彼には実績があるんだから。本来の投球と自信を取り戻してさえくれれば、やってくれる投手ですよ」と目を細める。
前日4日はチームの移動便よりひと足早く東京入り。西武でファームディレクター補佐兼育成担当を務めていた相馬勝也氏の通夜に参列した。「新人の時に二軍でブルペン捕手をされていたので、球を受けてもらっていた。打たれたときも心のケアをしてくれるような人でした」。そんな獅子軍時代の恩人に、白星を手向けた。
打線はDeNAのベテランエース・三浦に苦しめられながらも何とか得点を奪い帆足を援護した。打線の中心となったのは1番の中村だ。4回に先頭打者として右翼線二塁打を放ち、4番・松田の左前適時打で先制のホームを踏めば、6回には一死三塁から右前適時打を放った。
中村はこれで、交流戦は11度の先発出場中、6度目の複数安打を記録。好調な打線のキーマンとなっている。首脳陣は「球数を投げさせて四球を選ぶこともできるし、いま一番いい1番じゃないか」(藤本打撃コーチ)と大絶賛。今やチームに欠かせない存在だ。
これで貯金は今季最多の4。11勝6敗として交流戦逆転Vもはっきりと見えてきた。
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