◇ドラゴンゲート
CIMAを攻めるリコシェ(上)=後楽園ホールで(中西祥子撮影)
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▽5日▽東京・後楽園ホール▽観衆1850人(超満員札止め)
福岡大会(16日)でドラゲー最高峰のオープン・ザ・ドリームゲート王座をかけて戦う王者CIMA(35)と挑戦者リコシェ(24)=米国=が、タッグマッチで対戦。2人は勝敗には絡まなかったが、リコシェはCIMAの攻めを完封。絶好調ぶりを見せつけた。
リコシェの空中技は、ますます高さを増している。ドラゲー実力ナンバーワン決定トーナメント「キング・オブ・ゲート」で優勝し、休む間もなく新日本で開催中のリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」に参戦してV戦線に残っているが、連戦の疲れは一切なし。この日は得意のダブルローテーション・ムーンサルトプレスこそ温存したが、打点の高いドロップキックなどで攻め込んだ。
CIMAは「多少の疲れはあるかと思っていたが、まったく感じられなかった。攻めがまったく通じなかった」と、相手のタフネスぶりにあぜん。CIMAにとってリコシェは3年前に自ら米国で発掘した“弟子”だが、その成長ぶりに舌を巻いた。試合はリコシェのパートナー、吉野正人がCIMA組のドラゴン・キッドから10分51秒にフォールを奪って勝った。 (大西洋和)
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