中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

ザック監督 世界転戦W杯強化プラン

2013年6月6日 紙面から

 壮大なスケールのW杯強化プランだ。今年11月までに、日本代表はオセアニアを除く全大陸連盟の各国代表と対戦する。新たに発表された対戦国は、9月のグアテマラ(北中米カリブ海)とガーナ(アフリカ)、10月の欧州遠征のセルビアとベラルーシ。6月11日のW杯アジア最終予選最終戦のイラク戦から11月に予定の2試合まで14試合、コンフェデ杯1次リーグ突破ならさらに2試合と、最多で16試合だ。

 ザッケローニ監督「まるでクラブチームと迷うほどの試合数だ。さまざまな、異なった特長を持ったチームとやりたいと思っていた。アウェーを要求した理由は、相手サポーターが多い中で、勇気を持って戦えるかどうかを見たいからだ」

 イラク戦後は、15日(日本時間16日)からコンフェデ杯でブラジル(南米)、イタリア(欧州)、メキシコ(北中米)とぶつかる。ザック監督は「われわれの立ち位置を知り、そこからどうするのかを図るテストとなる」と目標を設定せず、7月の東アジア・カップでは「参加が難しい海外組以外の選手の力を見られるので楽しみ」とベースアップに取り組む。

 11月の2試合は、W杯予選のプレーオフ開催時期(15〜19日)と重なる。日本協会は欧州遠征の実施に向けて交渉中で、ザック監督は「個人的には、(敗退国ではなく)欧州予選を1位突破したところとやりたい」と、本大会出場を決めた強豪との対戦を希望した。

 指揮官は本大会に向け、レベルアップしたいポイントをこう言った。「もう少し手数を掛けずにゴールに迫り、裏のスペースを利用する形を出していかないといけない。パスサッカーは日本のいい文化だと思うが、欧州ではメッシ、ロナルドと日常的に対戦している選手(DF)がいる。そういう選手の準備が整う前に、攻撃を仕掛けるやり方もある」。“全大陸”の各国と対戦して、どう変貌を遂げるのか。まず半年後にひとつの方向性が出る。(関陽一郎)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ