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【サッカー】

本田 個を伸ばせ指令

2013年6月6日 紙面から

記者会見で笑顔を見せる本田(佐伯友章撮影)=さいたま市で

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 5大会連続5度目のワールドカップ(W杯)=来年6月12日開幕、同7月13日まで=の出場権を獲得した日本代表は5日、埼玉県内のホテルで2014年ブラジル大会出場決定記者会見を開いた。オーストラリアとの激闘から一夜明け、ザッケローニ監督(60)と26人の選手が登壇。ひな壇に上がったMF本田圭佑(26)は“監督”目線で主力選手を分析、助言した。また、9、10月に行う親善試合の日程と、コンフェデレーションズカップの日本代表23人も発表した。

 本田“監督”はひな壇で黙っていられなかった。主将の長谷部から発言を求められたときは、「特にしゃべることないんで。一言だけ。応援してくれたファンのみなさんと、あることないこと書いてくれたメディアのみなさん、スポンサーの方たちに感謝したいです」とだけ話した。しかし、報道陣から世界一に必要な要素を問われると、名指しでプレーを解析した。

 「GKの川島選手がしっかりと1対1を守ったところを、さらに高めていく」

 「今野選手がケーヒルに競り勝っていたところをさらに勝てるように磨く」

 「(長友)佑都と(香川)真司がサイドで、個人で突破していたところをさらに高めて、あれをブラジル相手にできるようにする」

 「ボランチの2人がどんなにプレッシャーが来ても、必ず攻撃陣にパスを供給できるように、そして守備ではしっかりとコンパクトに常にパスをしながら、ボール奪取を繰り返し90分間やる」

 「岡崎選手や前田選手が決めるところをしっかり決める」

 個人能力アップを強烈に訴えた。そして、先輩にも遠慮なくチクリ。「ビッグクラブでプレーする人たちとプレーするのは本当に楽しい」と語った今野に対して、「憧れみたいな気持ちでやってもらうのは困る」と言い放った。

 「もちろん日本最大のストロングポイントっていうのはチームワーク。でも、それは(日本人は)生まれ持って、持っている能力なので」。世界一には、個の伸びしろこそが絶対条件。残り1年となったブラジルW杯へ、本田“監督”は仲間を分析、道筋も付けた。(占部哲也)

 

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