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UPDATE 1-第1四半期米非農業部門労働コスト改定値、マイナスに下方修正 4年ぶり大幅低下

2013年 06月 5日 23:24 JST
 
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[ワシントン 5日 ロイター] - 米労働省が発表した5日発表した第1・四半期
の非農業部門労働生産性・労働コスト改定値は、単位労働コストが年率換算でマイナス4
.3%と、速報値のプラス0.5%からマイナスに転じ4年ぶりの大幅な低下となった。
企業が減税措置の打ち切りを見込み、昨年第4・四半期に報酬の支払いを前倒しした反動
で時給が減少したことが背景にある。
    市場予想は速報値と同じプラス0.5%としていた。
    労働生産性は0.5%上昇と、速報値の0.7%上昇からやや下方修正された。市場
予想では速報値から変わらないと見込まれていた。
    時給はマイナス3.8%。速報値のプラス1.2%からマイナス方向に修正にされた
が、労働省は昨年第4・四半期の数字を当初のプラス2.6%からプラス9.9%へ大幅
に上方修正しており、これまでに発表された他の統計と同様、政府の減税措置の打ち切り
に備え、2012年の税率で従業員が税申告できるよう企業が報酬の支払いを前倒してい
たことを確認している。
    単位労働コストは前年同期比1.1%上昇した。インフレ圧力が落ち着いていること
を示し、連邦準備理事会(FRB)には政策金利を低水準に維持する十分な余地があると
みられる。

    詳細は以下のとおり。
(季節調整後、年率%、前四半期比、2005年=100)

           生産性            単位労働コスト            時給 
            Q1-R  Q1-P    Q4       Q1-R  Q1-P    Q4    Q1-R   Q1-P    Q4
非農業部門  0.5   0.7  -1.7       -4.3   0.5  11.8       -3.8    1.2   9.9  
製造業    3.5   3.8   2.4      -10.0  -0.5  14.0       -6.9    3.3  16.7  
耐久財    3.5   3.7   3.3      -11.2  -0.6  15.2       -8.1    3.0  19.0  
非耐久財    3.9   4.6   1.4       -8.5  -0.8  10.9       -4.9    3.7  12.4  
全産業     2.0   1.2  -1.6       -5.0  -0.3  12.0       -3.1    0.9  10.2  
非金融業   N/A   0.3   5.6      N/A  -1.5   1.4        N/A   -1.2   7.1 

   
(P:速報値、PR:前回発表値、R:改定値)
  
非農業部門生産性・前年同期比
       Q1 13/12  PR
生産性     0.9    0.9
生産      2.4    2.5
時間      1.5    1.5
時給      2.0    1.6
実質時給    0.3   -0.1
単位労働コスト 1.1    0.6
エコノミスト予想(ロイター調査)
非農業部門生産性 +0.7 pct
単位労働コスト  +0.5 pct
 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。