80年来の悲願、三陸復興国立公園が開園(2013/05/24 23:19)
三陸復興国立公園開園の24日、夜明けを迎えた種差海岸。国立公園化という80年来の八戸市民の悲願が実現した=午前5時40分ごろ、同市鮫町の中須賀
 環境省が東日本大震災の被災地再生のシンボルとして創設した三陸復興国立公園が24日、開園した。種差海岸階上岳青森県立自然公園(八戸市、階上町)を陸中海岸国立公園(久慈市―宮城県気仙沼市)に編入し改称した。八戸市が1933年に種差海岸の国立公園指定を国に陳情してから80年を経て、市民の悲願が実現した。
 いち早く震災からの復旧を果たした八戸市は、復興国立公園の北の玄関口≠ニしての重要な役割を担う。今後、景観保護と観光振興の両立を目指した各種施策が進められる。
 同日、環境省が復興国立公園の開園を官報に告示。八戸市と階上町、八戸商工会議所は記念看板や横断幕を設置し、国立公園指定を祝った。
 25日は同省と県、八戸市、階上町が種差海岸と階上岳、市中心部で除幕式や記念式典を開く。同市の「はっち」でも三陸各地の自然や食の魅力をアピールするイベントが開かれる。
【写真説明】
三陸復興国立公園開園の24日、夜明けを迎えた種差海岸。国立公園化という80年来の八戸市民の悲願が実現した=午前5時40分ごろ、同市鮫町の中須賀

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