大阪府泉佐野市は、犬のフン害対策として、来月にもフンを放置した飼い主に１０００円の過料を徴収する考えを明らかにしました。

犬のフンの放置に悩む泉佐野市は、去年９月から「放置フンＧメン」が警告カードを置く「イエローカード作戦」などを進め、市民の意識啓発に努めてきました。しかし、一向に効果が上がらないことから、千代松市長は、警察ＯＢの巡視員２人を雇って、違反者から１０００円の過料徴収に乗り出すことを明らかにしました。千代松市長は、「（犬のフンを放置する）そういう方については、かなり悪質ということで最大で５０００円の過料を考えている」と話しました。今月の議会で了承されれば来月にも徴収が始まり、効果があがらなければ最大５０００円まで引き上げるとしています。フンの放置に過料を徴収する条例は他にもありますが、実際に徴収するケースはほとんどなく、実施されれば異例のことです。