続 ミャンマー紀行 予告編
テーマ:政治
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『なぜ緊縮財政を好むのか①』三橋貴明 AJER2013.5.21(1)
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本日から通常運行に戻ろうと思ったのですが、〆切(何の?)の関係でもう一度だけミャンマーです。
今回の我々一行は、もちろんヤンゴンの日本人墓地を参拝いたしました。その際に、ガイドさんから、
「今回、安倍総理が参拝されるに当たり、目の前の道路を慌てて舗装し直しました」
と言われ、吃驚したわけです。何しろ、日本の新聞は36年ぶりに日本国内閣総理大臣がミャンマーの日本人墓地で、英霊に手を合わされたことをほとんど報じませんでした。結果、総理の直後に訪麺した我々すら知りませんでした。
外務省の資料を見ると、確かに安倍総理はヤンゴンの日本人墓地に参拝されています。
『安倍総理大臣のミャンマー訪問(概要と評価)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page3_000186.html
5月25日(土曜日)
さて、気を取り直して、まずはさかき先生がミャンマーについて名文を書いて下さいましたので、こちらからご一読を。
【さかき漣】ミャンマーにて】
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/06/01/sakaki-40/
続きまして、ミャンマーに御同行頂いたお一人である平松禎史さまから、訪麺のご感想とイラストをご投稿頂きましたので、ご紹介。
『人と人との記憶が宝物(平松禎史)
ミャンマーへ来ました。
去年訪れた三橋さんから「日本の暑さと違うから!倒れるほど暑いから!」と言われてヤンゴンへ降り立ったものの、空は雲が厚く覆い、風が涼しくて違いといえば湿度が高いことくらい。
二日目に飛行機で古都バガンへ移動。
この日もスコールがやって来て涼しく、これなら過ごしやすいし食べ物も美味しいしずっと居られるね、などと喋っいたのですが…。
三日目の空き時間に同行の若者二人とホテルの自転車を借りてサイクリングに出かける頃、晴れてきた。
バガンの灼熱が来た。
日が傾きはじめる時間帯にもかかわらず刺すような日差し。これが真昼なら確かにヤバイ。
「東南アジア」で一括りに出来ないのは、日本でも北海道と沖縄が全然違うのと似ています。
ミャンマー最大の街で海に近いヤンゴンは湿気がとても高く、内陸のバガンは乾燥と猛烈な暑さで同じ国と思えないほど気候も景色も違います。
ガイドのミャンマー人男性は「バガンではスコールが来ても傘はささないであちこちにあるお寺に雨宿りをします」と言ってたので我々も傘は持たずに出かけました。
ミャンマー人には雲や風の具合で「あと30分でスコールが来る」などと分かるらしい。
サイクリング部隊の我々には分からない。…とはいえ、これだけ晴れていれば大丈夫だろうと走り出しました。
しかし、雨より暑さでお寺に駆け込みたくなるわけですが。
ホテルから通りへ出るといわゆる「建物」はありません。
バガンの広い広い平原には民家らしいものはほとんど見えず、ひたすら黄土色の乾いた地面と植林された樹々が地平線まで広がります。
見える建物は全てお寺、お寺、お寺。
数百年前のものから建てたばかりのものまで、二千数百基のレンガ製のお寺が無造作にポコポコと建っています。
6階建てくらいの目立つお寺に来るとお店が並んでいました。
日本のお寺と門前横丁の関係からすると、もっとお寺に密着した存在感です。物売りの人々もお寺に対する尊崇の気持ちは変わらないようですがずっと近いように見えました。
町中の巨大なお寺も建物を取り囲むように商店が一体化していて、日本のようにお寺と商店が分離した作りとは異なります。
集落から離れたお寺には移動式の屋台が立ち並ぶそうで、こちらは日本の神社境内の屋台と似ています。
そう。お寺というより神社の景色に似てるのかもしれません。
仏様と神様(日本のような八百万の神々に近いそうだ)が合体した感じと言えば想像しやすいでしょうか。
お寺もお店も、周囲に散在する木陰の屋台やベンチも、木に括りつけられた馬のための水瓶や地面にゴロリと寝転ぶ犬たちも、土から建物まで全てが一体になった感じ。
そういえば、レンガも土から作るものですね。
バガンでは木の建物は少なくて新しいものはコンクリ製。垣根は格子状に編んだ竹。屋根は椰子の葉葺き。
木材は比較的貴重な建材のようです。
大地から人や動物の生活がそのままつながっている感じは新鮮でした。
神々と土地と人が分け合って生きている。古代の欧州や日本の神道にも通ずる何かが意識の奥深くにあるように感じられます。
そういえば、ヤンゴンでもバガンでもたくさんの犬を見かけましたが全て放し飼い。…というか「飼っている」のではなく一緒に生活してる感覚なのでしょう。
暑い昼間はのんべんだらりとしてる犬たちも、夜は番犬としてキッチリ仕事をしてるそうですから見かけで判断してはいけませんね。
ちなみに猫はミャンマーにいる間で三匹しか見かけませんでした。
一人の自転車がパンクしてしまったのでホテルへ戻ることにしました。
田舎道でも車やバイクがビュンビュン走ってます。
行きも帰りも、クラクションを鳴らしながら高速ですれ違うのでかなり怖かったんですが、気がつくと自転車の荷台にバッテリーを乗っけた姉妹が目の前にいます。
お姉ちゃんは自転車を漕ぎ、妹ちゃんが押して進んでる。
後ろから迫る自動車が怖いので追い越そうか迷いつつもがんばって追い抜いてしばらくすると二人が抜き返してきました。
妹ちゃんはバッテリーをお姉ちゃんとの間に挟んでニケツ快速モード。
抜き際に漕手の姉ちゃん振り返って先頭のボクを「ニヤッ」と見やると、荷台の妹ちゃんが話しかけてきた。
顔つきからして十三歳と十歳ってところか。
ふたりともほっぺたに白い日焼け止めの樹液クリームを塗っています。
年寄りからちっちゃい子供まで日焼け止めとお化粧を兼ねたそれは女性のおしゃれにもなっているようで、この姉妹もかわいらしく、どこか誇らしげに見えました。
この利発そうな姉妹はバッテリーを何に使うんだろう?
普段どんな生活をしてるんだろう?
お母さんの手伝いをしてるのかな?
英語で挨拶をして、お互いに名乗りあって、聞き取れなくて答えられないところもあったけど「…Sakura…」という言葉が聞こえた。
sakura、サクラ、桜。
第二次世界大戦でもつながりの深かったミャンマーと日本。
手を合わせる仏教の国と国。
微笑みが挨拶の国、ミャンマー。
「桜」という名は遠く離れたこの地で、日本を思い起こすキーワードになっているのかもしれない。
この子たちに日本の桜を見てもらいたい。
そうしたら、この旅で微笑みを頂いたすべての人たちへ、少しだけでもお返しができるような気がしました。
ほんの少しの、自転車を漕ぎながらの会話が宝物のように思えたから。』
平松様、ありがとうございました。
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