20キロ超過摘発は「疑問」=交通違反めぐり公安委員長

 古屋圭司国家公安委員長は4日の閣議後会見で、交通違反の取り締まりを論じる中で、「歩行者が出てくる危険性がない場所で、制限速度の20キロ超過を取り締まるのは疑問」という趣旨の発言をした。

 発言は、「取り締まりは事故防止に結び付くのが大切だ」「実態を詳細に調査するよう警察に求めている」などとした後、地元の選挙区で取り締まる場所が固定化されているケースがあると指摘した際に出た。

 古屋委員長は「片側2車線の真っすぐな道で歩行者が出てくる危険性もない(場所)。制限速度が50キロなので、交通の流れに逆らわないように行くと70キロぐらい出ますよね」と述べた後、「(超過速度が)20キロ以上出ていると取り締まりの対象になる。そういうところはどうかなといつも疑問に思っていましたし、反則切符を切られた支援者からもそういう声をすごく聞いている」と続けた。 

[時事通信社]

Copyright © 2012 Dow Jones & Company, Inc. All Rights Reserved

本サービスが提供する記事及びその他保護可能な知的財産(以下、「本コンテンツ」とする)は、弊社もしくはニュース提供会社の財産であり、著作権及びその他の知的財産法で保護されています。個人利用の目的で、本サービスから入手した記事、もしくは記事の一部を電子媒体以外方法でコピーして数名に無料で配布することは構いませんが、本サービスと同じ形式で著作権及びその他の知的財産権に関する表示を記載すること、出典・典拠及び「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が使用することを許諾します」もしくは「バロンズ・オンラインが使用することを許諾します」という表現を適宜含めなければなりません。

www.djreprints.com