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「事故防止に役立つ取締りを」
6月4日 14時13分

「事故防止に役立つ取締りを」
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警察による交通違反の取締りについて、古屋国家公安委員長は記者会見で、「1年間同じ場所で行っているケースもあるなど、取締りのための取締りになっている傾向がある」と述べ、本当の意味で事故防止に役立つよう、実態の調査を警察庁に指示したことを明らかにしました。

警察庁によりますと、スピード違反などの交通取締りは、事故が多発し、地元の要望が多いといった条件などを基に、各警察署が実施場所を決めています。
これについて古屋国家公安委員長は会見で、「歩行者が出てくる危険性もない片側2車線の直線道路で、制限速度が50キロだと、流れに逆らわないように行くと70キロくらいは出るので取締りの対象になるが、疑問に思っていた。1年間同じ場所で行っているケースもある」と述べ、スピード違反の取締りの在り方に疑問を呈する発言をしました。
そのうえで古屋国家公安委員長は、「取締りのための取締りになっている傾向がある。本当に事故防止に資する、納得できるような取締りが必要だ」と述べ、事故の多発地点などで効果的に行われているか、実態を調査するよう、警察庁に指示したことを明らかにしました。
警察庁は「取締りは現場の状況や法令に基づき適切に行っている」としたうえで、今後も適切に行うよう、全国の警察に改めて指示しました。

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