2013/06/04 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
まぐJOURNAL
 2013年6月4日 (火曜日) 
まぐJOURNAL .
以前『金融経済まぐ』『まぐジャーナル』をお届けしていた皆様に
新しく生まれ変わった『金融経済まぐジャーナル』をお送りしております。
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なぜ?頭いい人のカードはクレカじゃない?
 
[This week TOPICS]
◇colum1 山崎和邦「急落し続ける株式市場と投資家の取るべき行動」
◇colum2 今週のイエスノー世論
◇colum3 高野孟「従軍慰安婦発言で橋下イジメは蟻地獄の様相」
◇colum4 北浜流一郎「今だからこそ徹底して欲しい投資の考え方」
 
 ゴールド・マンサックス(以下、本稿ではGSという)が28日(火)からTOPIXのコア30銘柄を買い越したという話しがあるがアテにはならない。5月31日の寄り付きも外国投資家は買い越しだったというがアテにはならない。

 GSは、日経平均株価に大きく影響する銘柄を売り崩して日経平均を下げさせて買い方の追加保証金の投げを誘発して日経平均株価を下げさせた。

 その銘柄群はユニクロ、京セラ、ソフトバンク等である。この市場行為は違法ではない。彼らやヘッジファンドは神秘的で、1000分の1秒の超スピードで人智の及ばないことをやっているようなことをマスメディアは言うが、内実を知っていれば驚くことではない。

 「彼らに付いてゆくことはできない。一部のプロが機械で操作する相場だから」などと判ったようなことを言う人が多いが、むしろ彼らの動きは「利用するべきもの」であって、非難したり感嘆したりするものではないだろう。

 彼らが買いそうな銘柄を彼らより先に買って通り道で待ち伏せしていて、彼らが買い煽るところを利食い売りして、その後は上がっても「猫にくれる分だ」として精神衛生を安らかに保てばいい、というだけだ。

 「大通りに在る主力銘柄」とはそれを言う。時価総額が大きくて出来高ができて世界的に著名な銘柄である。その条件さえかなえば何でもいい。

 「人の行く 裏に道あり 花の山」の「裏銘柄」ではなく「大通りに在る主力銘柄」の突っ込みを買う。そういう銘柄は、上昇第2波動では何倍になるということは決してないが、平均株価が上がれば必ず上がるから、外国投資家やヘッジファンドの通り道で待ち伏せするのだ。

 逆張りの真髄は「市場趨勢の逆を張る」のではなく「市場コンセンサスの逆」を張る、という所にある。

 「孫氏」の軍争編にある「いにしえの善く闘う者の勝つや、勝ち易きに勝つなり。故にそこに勇武も無く智名もなし」である(昔から闘い巧者は、勝つ安いやりかたで勝ってきた。だから特別な武勇も特別な知略も必要ない、という程度の意)。

 さて、個人的なことながら、筆者の主力口座は5月13日(12日週報の翌日)に全部売り切って1株もなく、キャッシュポジションを高めておいたから、5月30日の13589円を以て概ね押しを達したとみて、ここから下は少しずつ買い下がろうと思っている(一回で買うのではなく、臆病に少しずつ何回にも分けて買い下がるのだ)。

 「度胸は株式投資には禁物だ」と思っている。ゴルゴ13のセリフに「俺が今日あるのは病的な臆病さのおかげだ」というのがある。賛成だ。

 但し、本稿でも時々自戒しているように、筆者は売りも買いも、いつも少々早すぎる傾向があるから申し添えておく(今回も5月12日には総売りを決めていた。そこからも上がった。だが、早すぎるのは儲けを少なくするだけだ。遅すぎるのは命取りになる。売ってから上がった分は「猫にくれておけ」の分だと思うことにしている。カラ売りではないのだから損するわけではない)。
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『山崎和邦の投機の流儀』6/2号より抜粋
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著者
山崎 和邦
慶應義塾大学経済学部卒。野村證券、三井ホームエンジニアリング社長を経て武蔵野学院大学名誉教授に就任。投資歴51年に及び野村証券時代の投資家の資金を運用から自己資金で金融資産までこなす。
 
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山崎和邦の投機の流儀
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8月に四半期のGDPが発表されるが、四半期ごとのGDPが順調に伸びなければ、来年の消費税増税が先送りになる恐れ─→日本という国は財政規律を放棄したと外国からは見える─→外国投資家が株を売り逃げる
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今週のイエスノー世論
海外投資家やヘッジファンドは日本経済に好影響?
株価急落の要因の1つとされる海外投資家やヘッジファンド。今回のように景気や金融政策に影響を与えるほど力を持っています。
みなさんは、日本経済にとって海外投資家やヘッジファンドは9%1F6A$H;W$$$^$9$+!)$=$l$H$b0-1F6A$H;W$$$^$9$+!)
 
【あなたの意見はどっち?】
Yes!  好影響
No!  悪影響or仕方ない
 
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前回の投票結果
急落する日本株式市場は持ち直すか?
5月23日から下落を続ける株式市場。今後の市場、そろそろ、ひと段落して再浮上すると思いますか?
再浮上するだろう
Yes!77%(709票)
いや、当面は下落し続けるだろう
No!23%(215票)
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●国際社会から総スカン
 5月27日の外国特派員協会での記者会見を打ち止めの場にしようと目論んだ彼は、ツイッター的な衝動的発言で失敗を繰り返すことを避けるべく、維新の国会議員有志によるサポートチームの助けを得て入念にペーパーを用意して2時間半にもわたって釈明を繰り返したものの、「大阪市長、スキャンダルの中で立ち往生」(仏フィガロ紙)と書かれただけに終わった。

 その影響だろう、31日には米国の対人地雷禁止運動の指導者=ジョディ・ウィリアムズをはじめ5人の女性ノーベル平和賞受賞者が連名で「戦時における“性奴隷”は性暴力であり、今日では戦争犯罪と定義されている」と強く非難する声明を出した。

 同日にはまた、国連の拷問禁止委員会が、旧日本軍の慰安婦問題について「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」として、このような行為に対し日本政府がきっぱりと反論すべきであると勧告した。予定されていた訪米が中止になったのは当然として、それに限らず、当分の間、橋下は国際社会の表通りを歩くことが許されないような存在になり下がった。

●都議選も参院選も1桁?
 国内でも大変で、参院選の前哨戦となる都議選では、維新は現有の3議席に対して35人の候補者を擁立し、20議席を確保する方針だったが、25日に都内で開いた「決起集会」には、橋下はもちろんもう1人の代表=石原慎太郎も欠席、200席を用意した会場には40人しか集まらなかったという(候補者でも来なかった人がいるということ?)。週刊誌などの予測では、維新は下手をすれば1〜2議席に終わり、その延長で参院選でも「第2党」に躍進、安倍=自民党と手に手を取って「改憲まっしぐら」など夢のまた夢、これまた下手をすれば「1桁台に止まる可能性も出て来た」(維新番記者)。

 そうなったら代表を引責辞任、タレント弁護士に戻るしかないが、『AERA』6月10日号によると「あの発言の釈明で橋下氏が番組に登場しても、視聴率が伸びなかった。橋下氏で数字が取れなくなった」(テレビ局関係者)のだそうだから、タレントとして再起用されるかどうか。

 ならば真面目に弁護士業にいそしむことになるが、日弁連も所属の大阪弁護士会も「女性の尊厳を つけた」とする抗議の談話や声明を発表し、29日には、橋下が最初にイソ弁として所属して世話になった樺島正法弁護士はじめ約740人の弁護士らが、「女性を男性の性欲処理の道具としてしか見ていない人権無視、女性蔑視」「弁護士の品格・品性をどん底にまで貶めた」として橋下に対する「懲戒請求」を行った。懲戒が成立したとしても弁護士資格まで剥奪されるわけではないから、商売は続けられるが、まあ女性の依頼人は1人も来ないだろう。

●ジタバタするのが最悪の選択
 さて、14歳の中学生にいじめの問題を含めて人間関係の極意を説いた本があって、その中に、いじめに遭った子はどうすればいいかについての適切なアドバイスが書いてある。

 「いじめられる立場が固定してしまうとすれば、その原因はどこにあるのか……いじめられた子があの手この手を使って、なんとかみんなに好かれようともがいてしまうのです」

 「もがけばもがくほど、そのTF0$O<~0O$N?M4V$K$O%+%C%30-$/!"=9$/1G$j$^$9!#$3$&$J$k$H!"$$$8$a$i$l$kN)>l$+$iF($2=P$9$N$O4JC1$J$3$H$G$O$"$j$^$;$s!#%8%?%P%?$b$,$$$F$7$^$&$N$O:G0-$NA*Br$G$9!W

 「いじめる相手にしてみれば、もがいているのがまた気にくわなくて、よりいっそう嫌いになって、いじめは加速してしまいます。当面。止むことはないでしょう」

 「そこで君がやるべきことは、ただひとつ。……とりあえずは動かないこと。動かずにいるのはつらいと思うけれども、なにもせずにじっとしている。ここが正念場です」

 「自分の居場所がどこにもないような気がして、本当につらいでしょう。しんどいはずです。でも、あえて動かずにいる」

 まったく、このアドバイスと正反対のことをやって墓穴を掘ったのが橋下である。「あの手この手を使って、なんとかみんなに好かれようともがいて」「もがくほどカッコ悪く、醜くなって」「いっそう嫌われていじめが加速されるという」「最悪の選択」。

 この本のタイトルは『どうして君は友だちがいないのか』、河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズの1冊で、2007年刊。著者はもちろん橋下徹という弁護士です。
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『高野孟のTHE JOURNAL』6/3より抜粋
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著者
高野 孟
早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。80年に(株)インサイダーを設立し、代表兼編集長に。2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」担当。
 
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 フジTVが「アベノミクスの天国と地獄」という番組を放送していました。

 タイトルで明らかなように、株式投資で儲かった人と損した人を取り上げいましたが、驚いたのは、23日暴落が起きた日に一瞬で、

 2億7000万円の損失を出したという34歳の男性。

 8年前から投資をはじめて、昨年9月には8500万円だったという。いくらからスタートしたか放送があったかもしれないが、聞き漏らしました。

 それでも、アベノミクス以降、その波に乗り8500万円がどんどん増えて5月22日には13億円ほどの利益になっていたという。それが23日には1日で2億7000万円のマイナス。

 利益は約10億円に。しかし、その後また取り戻し、いまのところ資金は13億円に戻っているということでした。

 そしてもう一人の投資家さん。こちらは30歳男性。いつからはじめたかはこれまた聞きもらしましたが、資金を800万円、1400万円と増やしたところで、先物市場で勝負したところ、そこで暴落に見舞われ、あっという間に1500万円のマイナスを出して、再起不能になってしまった。

 テレビでは以上のような投資家を紹介していましたが、13億円もの利益を出している人はもちろん文句なしの投資上手といえますが、彼にしても、13億円を常に出動させているわけではないので勝ち残っているのでしょう。

 $B#1#4#0#0K|1_$r0lF|$G<:$C$??M$N$h$&$K!"A4It$rEj$8$F$$$?$i!"$3$l$^$?0l5$$K<:$C$?$+$b$7$l$^$;$s!#

 ともかく、資金は全額投入しないようにする。これが大事です。
著者
北浜 流一郎
株式評論家。週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ転身。20年以上にわたって儲かる個人投資家を育て続ける。
 
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北浜流一郎の株リッチ進化大学★「損小利大」投資法で永続収入
10,500 円/ 月額
このような局面で特に留意したいのは、ファーストリテイリング株の動き。最近日経平均の下落幅が大きくなるのは、この株がヘッジファンドなどにより、日経平均を崩すための
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【金融経済まぐジャーナル】 2013/06/04号(毎週火曜日発行)

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責任編集 :堀江大輔
スタッフ :本村彰英
 
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