不発弾:遠隔操作で爆破 新幹線など運休で9万人に影響

毎日新聞 2013年06月04日 11時32分(最終更新 06月04日 13時36分)

JR上中里駅(中央)付近で行われる不発弾の爆破処理現場(手前)。東北新幹線(奥上)などを一時運休、砂のうで囲んだ不発弾(中央左)を爆破処理する=東京都北区西ケ原で2013年6月4日午前9時27分、本社ヘリから
JR上中里駅(中央)付近で行われる不発弾の爆破処理現場(手前)。東北新幹線(奥上)などを一時運休、砂のうで囲んだ不発弾(中央左)を爆破処理する=東京都北区西ケ原で2013年6月4日午前9時27分、本社ヘリから
東京都北区の工事現場で発見された不発弾=国土交通省関東整備局提供
東京都北区の工事現場で発見された不発弾=国土交通省関東整備局提供

 東京都北区のJR京浜東北線上中里駅近くで見つかった不発弾について、陸上自衛隊は4日正午前、大量の砂のう(砂を入れた袋)で覆い遠隔操作で爆破した。これにより午前11時から約3時間、周辺の鉄道がストップし、東北や上越などの新幹線や在来線計約150本、9万人に影響が出る見通しだ。

 不発弾は直径約10センチ、長さ約40センチで、旧日本軍の8センチ高射砲弾とみられる。爆破前、不発弾にテーブル状の保護材をかぶせ、その上に小さな砂のうを積み重ね、さらに外側に重さ1トンの砂のう計100個を設置。高さ約3メートルのピラミッド状の防護壁を作った。午前11時56分の爆破時は「ドン」という音と共に一部の砂のうが浮き上がり、周辺に土煙が上がった。トラブルは起きなかった。

 処理に先立ち北区は防災無線で爆破処理が始まることを知らせ、周辺の公園や体育館など不発弾から半径100メートルを立ち入り禁止区域に設定した。区域内に民家はない。

 JR東京駅では、ダイヤ変更を知らなかった乗客が迂回(うかい)路線に急ぐ姿が見られた。「みどりの窓口」で駅員の説明を受けていた東京都江戸川区の会社員、日下涼太さん(25)は高崎まで新幹線で向かう予定だったが「安全面を考えたら運休も仕方ない」と苦笑していた。【戸上文恵、安高晋】

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