ニュース詳細
米 イランの通貨取り引きも制裁対象に6月4日 10時59分
K10050526311_1306041513_1306041525.mp4
アメリカ政府は3日、核開発を続けるイランに対する圧力を一段と強めるため、イランの通貨、リアルの売買などに関わっている外国の金融機関を制裁の対象に加え、リアルがイラン国外で使えないようにすることをねらう厳しい措置を決めました。
アメリカ政府が3日に打ち出した新たな制裁は、イランの通貨、リアルをまとまった規模で売買したり保有したりしている外国の金融機関が対象で、アメリカ国内での業務ができなくなるうえ、資産も凍結されます。
金融機関にリアルの取り引きをやめるよう迫り、リアルがイラン国外で事実上使えないようにするのがねらいです。
リアルの価値はこれまでの包括的な制裁により、去年初めの時点からほぼ半分に下落していますが、ホワイトハウスとしては、核開発を続ける姿勢を崩さないイランに対し、新たな制裁によって一段と圧力をかける方針です。
アメリカ政府はこのほか、イランと自動車や関連部品の取り引きをする企業なども併せて制裁の対象に加えました。
ホワイトハウスのカーニー報道官は、声明で「外交的な解決を図るための扉は開かれているが、時間には限りがある」と述べ、イランに対し速やかに歩み寄るよう迫りました。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|