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不発弾を爆破処理 規制も解除
6月4日 14時38分

不発弾を爆破処理 規制も解除
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東京・北区で見つかった不発弾を爆破する処理が4日、現場周辺を立ち入り禁止の警戒区域に指定して行われ、危険がなくなったとして、午後2時前に規制が解除されました。

ことし3月、東京・北区にある国の研修施設の予定地で、文化財の発掘調査中に、長さおよそ40センチ、直径およそ10センチの、旧日本軍のものとみられる不発弾1発が見つかりました。
不発弾は運び出そうとすると爆発するおそれがあるとして、北区と自衛隊はその場で爆破処理することにしました。
4日午前11時から、現場から半径100メートル以内が立ち入り禁止の警戒区域に指定され、これに先立って、区域内のJR上中里駅では、午前11時前に到着した列車から乗客が降りると改札口のシャッターが閉められました。
また、滝野川公園では、出入り口に園内への立ち入り禁止を知らせる柵が設置されました。
現場では、爆破の衝撃を和らげるため、4日朝から自衛隊がクレーン車を使って、重さ1トンの砂袋を不発弾の周囲に積み上げる作業を行い、100個余りで厚さ3メートルの壁を作ったうえで、正午前に不発弾を爆破処理しました。このあと、危険がなくなったことを確認し、午後2時前に北区の区長が安全宣言を出して、規制を解除しました。
北区によりますと、警戒区域の中に住宅はないため、住民の避難は行わなかったほか、周辺の道路の交通規制も実施しなかったということです。

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