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いわき市、被災者に宅地販売 整理保留地に初の限定枠

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いわき市が販売する泉町滝尻の土地
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いわき市は6月12日、市民向けに同市泉町滝尻の泉第3土地区画整理事業保留地(宅地)の販売(本年度第1期)を開始する。震災に伴う宅地不足に悩む市内の被災者のため、今回初めて被災者限定枠を設けた。販売期間は同28日までで、申し込み多数の場合は7月10日に公開抽選を実施する。市が28日、発表した。
市内では、震災や原発事故の影響で慢性的な住宅供給不足に直面しており、対応策として枠を設けた。第1期は7区画を販売。販売対象は、市内被災者限定が3区画、市民限定が4区画。対象となる市内被災者は、6月12日時点で同市に住民票があり、市のり災証明を受けて損害状況が半壊以上であること、市民限定向けは同日時点で同市に住民票がある人。
第1期の1区画の面積は約148〜約387平方メートルで、価格は約660万〜約1630万円。1平方メートル当たりの単価は4万2200〜4万4600円となっている。
同事業は1989(平成元)年度から2018年度の事業期間で151区画の販売を計画。昨年度までに86区画を販売した。本年度第2期は10月に予定しており、市内被災者限定が3区画、市民限定が3区画、誰でも購入できる区画を5区画用意する。
申し込み方法などの問い合わせは市小名浜区画整理事務所(電話0246・54・2240)へ。
(2013年5月29日 福島民友トピックス)
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