【球宴】日本ハム・大谷、ファンの期待も二刀流！外野で４位、投手で８位

二刀流でオールスター出場を目指す大谷（左）

　マツダオールスターゲーム２０１３（７月１９日・札幌Ｄ、２０日・神宮、２２日・いわき）のファン投票中間発表が、３日から始まった。注目の日本ハム・大谷はパ・リーグの外野手で４位、先発投手で８位と二刀流でランクイン。また、阪神ルーキーの藤浪は、セ・リーグ先発投手部門で１位となった。巨人では山口が中継ぎ投手、阿部が捕手でトップに。長野が外野手で３位につけた。中間発表は土、日曜日を除く１７日まで行われ、最終結果は２４日に発表される。

　ファンの期待も二刀流だった。大谷は投票用紙に記載された外野手として、リーグ４位の１万６８２６票を獲得。そしてノミネートされていない先発投手部門でも、８位の１９００票を集めた。

　大谷は「上位に投票していただいて、すごくうれしい」と感謝のコメント。その上で「レベルの高い選手ばかりで、今の自分はそのレベルかと言ったらまだですが、これからも期待に応えられるように、一生懸命プレーします」と冷静に自らの立ち位置を語った。

　投打両部門とも選出圏外の発進となったが、逆転のチャンスは十分にある。ファン投票は５月２８日に始まったばかり。大谷がプロ初勝利を挙げた１日を含め、地元の札幌Ｄの試合（５月３１日、６月１日の中日戦）での集計した分は郵送中のため、今回の第１回中間発表には加算されていない。

　つまり、インターネットと携帯電話のほかにはビジターだけの得票でランクインした形だ。球宴第１戦の開催地である本拠地の大票田の後押しはこれからが本番で、ＮＰＢ関係者は「今後、順位が変わる可能性は大いにある」と指摘している。

　球宴出場はファン投票とプラスワン投票、選手間投票、そして監督推薦で決定する。だが、全パの指揮を執る栗山監督は大谷を監督推薦しない方針で、夢舞台への出場は実質的にファンの手に委ねられている。セの先発部門１位は藤浪。再戦に向けて大谷は「そういう機会があれば、やりたいし、すごく楽しみ」と話した。