不発弾処理で在来、新幹線が運休　東京・ＪＲ上中里駅近く

　東京都北区西ケ原の国の研修施設建設予定地で３月、旧日本軍の不発弾１個が見つかり、陸上自衛隊が４日、爆破処理を行った。

　現場はＪＲ上中里駅そばで、半径１００メートルの警戒区域は立ち入りが禁止されるが、付近に住宅はなく避難指示は出さない。警戒区域がかかる新幹線と在来線の一部は、処理中の午前１１時ごろから午後２時ごろまでの間、運転をストップ。

　北区によると、８センチ高射砲の不発弾で半径約１０センチ、長さ約４０センチ。自衛隊は周囲に重さ１トンの土のうを１００個以上積み上げて処理。

　ＪＲ東日本によると、乗客約９万人に影響が及ぶ計１５９本が運休（区間運休含む）。