カボチャ使い菓子 避難先・福島で栽培 飯舘の渡辺とみ子さん
福島第一原発事故で避難を余儀なくされている飯舘村の渡辺とみ子さん(59)は、村のオリジナル品種のカボチャ「いいたて雪っ娘」を練り込んだマドレーヌなどを福大付属小に設けられた「福島ふるさと広場」の同村コーナーで販売している。「めげてばかりはいられない」と自立に向けて諦めない姿を見せている。
渡辺さんは、福島市に避難直後の平成23年5月から「いいたて雪っ娘」の栽培を始めた。同年10月には、原発事故で避難区域に指定された阿武隈山地の6市町村の主婦らに呼び掛け「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」を結成した。同市松川町のコミュニティ茶ロン「あぶくま茶屋」を拠点に、「収穫祭」や「軽トラ市」などを企画して故郷の味の継承や、同山地の復興に努めている。
福島ふるさと広場では、マドレーヌのほか、最年長会員の高橋トク子さん(74)が腕を振るった漬物などを販売した。渡辺さんは来場者との会話を楽しみながら、「生きがいを取り戻して、前を向いていきたい」と誓っている。
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