東電会見に「マコちゃんは適当なとこでカット」のメモが(おしどりマコ)
福島第一原発収束計画の1つに、今「地下水バイパス」という計画が持ち上がっている。
毎日400tの地下水が建屋に流れ込み、それが汚染水の量を増やす、ということで、
流れ込む前の地下水を汲み上げ、海に放出する、という計画なのだ。
そうすると、毎日建屋に流れ込む地下水は、300t程度になり、
一日あたり100tは低減するという。
(4分の1しか低減させることはできないのだが、
それでも何もしないよりマシ、という考え方なのだ!)
今までに福島県や茨城県の漁連に説明会を2回開いており、
了解が得られれば実行にうつすという。
ここで重要なのは、海に放出する地下水が本当に汚染されていないかどうか、
ということである。
筆者は、たびたび会見で質問してきたが、
東京電力がこの地下水を分析させた会社が「環境総合テクノス」という
関西電力のグループ会社であることがわかった。
環境総合テクノス
http://www.kanso.co.jp/
この会社は、「関西電力グループの一員」であり、
株主は「関西電力」のみである。
はたして、これは「第三者機関」であろうか?
筆者はたびたび会見で質問をぶつけている。
資本関係で独立していても、関西電力とは原子力を推進している企業であり、
原発事故に関しては、間接的に利害が生じる関係者、ステークホルダーではなかろうか。
しかも、この地下水の分析は、単なる通常の分析ではなく、
漁連の方々に、海に放出する水について、説明する試料の分析である。
その重要な「第三者機関」になぜ、関西電力のグループ会社を使うのか。
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かぺ