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石巻市・集団移転 被災宅地買い取り手続き開始を発表

 宮城県石巻市は3日、東日本大震災の防災集団移転促進事業で今月、災害危険区域の被災宅地などの買い取り手続きを始めると発表した。土地の測量、買い取りの契約といった作業と手続きは1年後をめどに完了させる方針。
 買い取り対象は、市が指定した災害危険区域約1700ヘクタールのうち宅地469ヘクタールなどで、7060世帯。最終的な面積はあらためて測量し、所有者の同意を得た上で確定させる。
 買い取り価格は不動産鑑定士に依頼し、7月末までに決める。市はこれまで、市街地が震災前の実勢価格の8割、半島・周辺部は7割と目安を示している。
 面積が確定した所有者には、買い取り依頼書を送付。依頼書の提出を受け、鑑定価格を提示して売買契約を交わす。
 市は湊、大川、鮎川の各地区などで手続きを先行させる。過去の国土調査などで精密な土地の記録が残っているためで、測量を省略し登記面積で買い取る。対象者には7日に関係資料を送付する。他地区は11日に測量開始を通知し、順次手続きを進める。


2013年06月04日火曜日


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