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流れる舞、走る熱気、光る笑顔 福島・六魂祭閉幕
 | 東北の祭りが集まり、復興を誓った六魂祭=2日午後2時30分ごろ、福島市 |
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福島市で始まった東北六魂祭(実行委員会主催)は2日、前日に続いて東北6県の祭りのパレードが行われ、東日本大震災と福島第1原発事故からの復興への思いを新たにした。 青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、仙台すずめ踊り、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりが競演し、踊り手ら約1000人が主会場の国道4号を踊り歩いた。仙台七夕まつりの飾りは福島市役所前に飾られた。 花笠踊りを踊った山形市の花笠指導委員会副会長の藤間松広さん(56)は「沿道から声援を受け、楽しく踊れた。今後も他県の踊り手と踊って東北を一つにつなげたい」と話した。 観客の南相馬市小高区の無職大谷トメ子さん(66)は福島第1原発事故で同市鹿島区の仮設住宅に避難している。「仮設住宅暮らしで気分が沈んでいたが、踊り手の皆さんに元気をもらった」と語った。 六魂祭は2日間の日程を終えて閉幕した。人出は計約25万人(主催者発表)で予想の20万人を上回った。 来年以降の開催について東北の県庁所在地の6市長が1日に協議し、開催継続の方向で検討することを確認した。現時点では未定としている。
2013年06月03日月曜日
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