岩手のニュース
大船渡の大型漁船 サンマ資源調査、北太平洋に出発
 | 家族や知人らに見送られてサンマ調査へ出港する第15三笠丸 |
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北太平洋のサンマの資源調査のため、岩手県大船渡市の水産会社「鎌田水産」の大型サンマ漁船「第15三笠丸」(169トン、16人乗り組み)が1日、同市の蛸ノ浦漁港を出港した。 北海道の釧路港を拠点に、同港の東約2000キロの海域で7月末までサンマの大きさや水温を調査する。放射性物質を調べるサンプリング採取も行う。 調査は8月の大型サンマ船漁の解禁を前に実施される。 独立行政法人水産総合研究センター(横浜市)が、三笠丸を含め塩釜市などの計5隻に委託している。 工藤日出美漁労長(55)は「放射性物質は検出されないと思うが、消費者に安心してもらえるよう調査したい。漁の解禁後に脂の乗ったサンマを提供できることを期待する」と話した。
2013年06月02日日曜日
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