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ケニアとの絆より強く NPO、あす交流イベント 仙台

マゴソスクールを卒業した若者と記念撮影する仙台出身の「アマニ・ヤ・アフリカ」現地スタッフ(前列右から2人目)

 ケニアのスラムで暮らす子どもや若者の自立を支援する仙台市のNPO法人「アマニ・ヤ・アフリカ」は6月1日、仙台市青葉区の市福祉プラザで、ケニアとの交流の輪を広げるイベント「From KENYA to YOU」を開く。活動開始から約15年。スラムの学校の卒業生が初めて来仙し、絆の強さを確かめ合う。

 仙台を訪れるのは、首都ナイロビのキベラスラムにある学校「マゴソスクール」で学んだ20歳前後の卒業生3人。同スクールを2001年に創設したスラム在住の女性らも同行する。歌やダンス、トークを通して来場者と触れ合う。
 「アマニ・ヤ・アフリカ」のメンバーの一人、杉本みえ子さん(太白区)は「どんな時も彼らは歌とダンスを力にして前に進む。過酷な生活を強いられながらも強く生き抜く姿には、勇気づけられる」と語る。
 仙台を拠点とした支援活動は1999年に始まった。現地の手工芸品を「アマニ・ヤ・アフリカ」がフェアトレード方式で販売し、マゴソスクールの運営費を支援。10年にはナイロビ近郊に職業訓練学校を開設し、若者の自立を後押ししている。
 地道な支援を続けてきたメンバーは、スクールを巣立った若者たちの来日を心待ちにしていた。「アマニ・ヤ・アフリカ」理事の佐藤優子さんは「共に歌って共に笑い、絆をさらに強めたい」と話している。
 「From KENYA to YOU」は1日午後5時半から。参加費は大人1500円、大学・高校生1200円、中学生以下無料。連絡先は佐藤さん080(1835)9495。


2013年05月31日金曜日


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