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測定方法改善で地下水からセシウム6月4日 4時12分
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福島第一原子力発電所で、汚染される前の地下水を海に放出する計画を進めている東京電力は、4月に採取した地下水の放射性セシウムについて、検出できる値より少ないと説明していましたが、測定方法を改善した結果、1リットル当たり0.39ベクレル検出したことを明らかにしました。
東京電力は、「内規で定める値より低いので地元に丁寧に説明したい」としています。
福島第一原発では、建物の隙間などから地下水が内部に流れ込み、汚染水が1日400トンのペースで増え続けていることから、東京電力は汚染される前の地下水をくみ上げ海に放出する計画を進めています。
東京電力は4月16日に採取した地下水に含まれる放射性のセシウム137について測定器で検出できる値より少ないと説明していましたが、国の原子力規制庁の検査官の指摘を受け測定方法を改善しました。
その結果、地下水のセシウム137は、1リットル当たり0.39ベクレルだったことを明らかにしました。
この値は、放出について、東京電力の内規で定めている1リットル当たり1ベクレルや、法律で定めている90ベクレルより低いということです。
地下水を巡っては、東京電力や国の資源エネルギー庁が、先月、放出する計画を地元の漁業者に説明していますが、反発の声が相次いでいて、見通しは立っていません。東京電力は、「内規で定める値より低いので地元に丁寧に説明したい」と話しています。
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