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2010年06月04日

久しぶりに久米島レースに参加しました。

今年で20年になる県内でも長寿のヨットレースです

宜野湾マリーナ沖から久米島兼城港入り口まで約55海里(約100㎞)を平均7~9時間で
帆走します。私も自分のヨットで第1回と13回に総合優勝した事があります。
5月29日午前6時スタートの今回は「エクセルーザ」に乗船させて頂きました。


表彰の楯・琉球ガラスで造られてます

前日に参加するヨットは検査を受けます。安全備品や船検・決められた通信装置その他が全て
備えられているかの検査です。その後各艇長が集まり明日のレースのルールの確認や、
注意事項、連絡事項の確認と質疑応答がなされ、参加するヨットとそのクルーたちは一気に
盛り上がります。中には、明日早朝6時のスタートに向けて
船内で酒宴を上げる艇も有るようです。翌日まだ日の明ける前午前5時頃には
スタートラインのある宜野湾港沖合2番ブイを目指して離岸します。


マルチハルクラスのガラスで出来た楯

今回は初めてマルチハル(複胴船体)クラスを設けモノハル(単胴船体)クラスと別に
勝敗を競う事になり、午前6時にマルチハルクラスのスタート。
その10分後にモノハルクラスのスタートとなりました。おそらく日本で初めての
10艇以上のマルチハルヨットのレースとなった事と思います。
夜が明けたばかりの海の上で、今にも雨が降りそうな天気の中をほぼ真西に久米島を
目指すヨットの集団は結構絵になる風景です。カメラを持ち出す暇もなくセーリングに
集中しました。

座間味島沖合からは雨風共に強く成り、更に風向が段々と南方から西方へと変わって
追い風用の帆(スピンネーカー)を向かい風用の帆(ジブセール)に換えて、悪くなる
波に向かい飛沫を被りながら耐えていました。
前線通過の下、風速は凡そ10mを超える時もある状態に成りました。
久米島近くになると後ろから見覚えの有るマルチハル艇の「ロシナンテ」が迫ってきて
そのスピードと上り角の性能に驚きました。



追い越して行く「ロシナンテ」さすが!旧NORC旗が懐かしい

ついに追い越されてしまい私達の艇は4着となりました。
表彰式は久米アイランドホテルで雨の為室内となりましたが、余興に「尾崎紀世彦」が参加
会場の中年クルーたちに受けていました。


会場に運ばれたパーティー食

翌日、参加艇は三々五々久米島兼城港を後にして朝7時~10時ごろまでに離岸し、
マルチハル艇は「座間味ミーティーング」として座間味島にある安護浦に集合し、
湾内に有る係留ブイに係留し互いの親交を確認したようです。
モノハル艇は渡名喜島や座間味島に寄ったりして、帰港したようです。
私はレース委員会メンバーと一緒に久しぶりにフェリーに乗船し、ゆっくりと帰りました
また来年お会いいたしましょう!!

追伸・・
 3年かかって世界一周して沖縄県宮古島に移住を決めた、沖縄の旧正行事由来の艇名である
 ヨット「若水」も参加していた事を付け加えて置きます。



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