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【芸能・社会】

海老蔵 助六に挑む 新・歌舞伎座に初登場

2013年6月4日 紙面から

助六の海老蔵(左)と揚巻(あげまき)の福助=東京・歌舞伎座で

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 東京・歌舞伎座の「柿葺落(こけらおとし)興行」の6月公演が3日、初日の幕を開け、市川海老蔵(35)が新しくなった歌舞伎座の公演に初登場した。

 今月も、4月から続く三部制で、海老蔵が最初に出演したのは、二部の「寿曽我対面」。曽我物といわれる出し物の代表的祝祭劇で、海老蔵は親の敵討ちに燃える曽我兄弟の弟五郎役。血気にはやる若者を、荒事のテクニックを駆使して力強く演じた。三部では、「助六由縁江戸桜」の助六。亡くなった父の市川団十郎さんが演じる予定だったが、市川宗家を継ぐ責任を負って、「江戸一番の伊達男」を務めた。

 かつて東京都内の実家で父に稽古してもらった海老蔵。「父と二人、夕日に照らされながらお稽古したのが懐かしい思い出です。歌舞伎十八番の中でも特に重く大きなお役なので、大切に務めたいです」との言葉を胸に、3年ぶりの大役に挑む。菊五郎、吉右衛門、三津五郎、福助、菊之助といった華やかな顔触れに幸四郎が口上を務める豪華版だ。29日まで。

 

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