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【コラム 撃戦記】

若者の柔道回帰 吉田に期待

2013年6月4日

 柔道は好きでテレビ中継をよく見る。全日本柔道連盟の教育普及委員会・尾形敬史委員長が高校の同級生ということもあり、会場にも足を運んでいる。先日も埼玉県上尾市の県立武道館であった「関東学生柔道優勝大会」を観戦し、大会後に食事をしながら談笑した。その際、尾形氏は柔道を習う若者の減少傾向に苦慮していた。

 同じことが空手やキックボクシングにも言える。原因はK−1や総合格闘技がお茶の間から消えたこと。キックジムの会長は「K−1の全盛時は練習生がジムからあふれるほどだった。今はプロ選手が一人だけだよ」と、アルバイトで食いつなぐ運営を嘆く。

 柔道はパワハラやセクハラ騒動があってイメージダウンが否めないが、ファンにはうれしいニュースもあった。バルセロナ五輪78キロ級金メダリストで、プロ格闘家としてヴァンダレイ・シウバやホイス・グレイシーらと戦った吉田秀彦氏が今月、全日本実業団体対抗大会(岡山)で、監督を務めるパーク24に選手登録したという。現在43歳。その勇姿が若者の柔道回帰につながることを期待したい。 (格闘技評論家)

 

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