長友　燃えまくり　「僕らがやらなきゃ誰がやる」

　オーストラリア戦を前に、長友は“熱すぎる”くらいヒートアップしてきた。この日、本田ら３人が揃い、フルメンバーとなったことで、長友は「またひとつ引き締まった」と、満足げに笑顔を見せた。

　本田とは合流後、すぐに昼食のテーブルを囲み話した。長友にとって、本田はこのチームでは“盟友”。「僕らが引っ張っていかないで、誰がやるのか。Ｗ杯を経験させてもらって、世界のレベルも経験した。僕らが引っ張るのは使命。他の人が聞けば、熱すぎるかもしれないし、笑われるかもしれないけど、僕らの目指す方向性はブレない」と、一気にまくしたてた。

　ともに目指す世界一のためには、アジアで敗れるわけにはいかない。「Ｗ杯は決まった、みたいな温かい空気が流れていた。ミーティングをやってぶつけあったことで話し合えたし、引き締まったと思う。明日、決めなきゃダメ。それも勝たなきゃダメだし、内容も伴わないといけない。もう、言い訳は許されない」。どこまでも熱く長友は大一番に向かって燃え上がっていた。　（荒川敬則）