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【大リーグ】ダルビッシュ、7イニング無失点も勝敗つかず 99球降板に「まだ行けたのに…」2013年6月4日 紙面から ◇レンジャーズ3−1ロイヤルズ【アーリントン(米テキサス州)大城和美】某バラエティー番組じゃないが、これじゃモヤモヤじゃぱに〜ず(日本人)だぁ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は2日(日本時間3日)、地元でのロイヤルズ戦に先発し、7イニングを3安打無失点。勝利投手の権利を得て降板したが、直後に救援陣が失点。チームは勝ったが、自身は今季8勝目を手にすることはできなかった。一方、ヤンキースの黒田博樹投手(38)も同日のレッドソックス戦で5イニング1/3を8安打3失点。降雨コールドゲームとなり、今季4敗目(日米通算150敗目)を喫した。ともに3戦連続白星なし。梅雨空よろしく、すっきりしない試 合が続く。 調子が悪いなりに“粘投”で試合をつくったが、なお“球数論争”は続きそうだ。 ダルビッシュは直球と宝刀スライダーの制球が定まらず、2回は四球と2安打で無死満塁のピンチを招いた。ここで中堅ジェントリーが浅めのフライ捕球から本塁への好返球で先制点を阻むと、ダルビッシュは「あれですごく乗れた」と力を得た。 4回も四死球と暴投で2死二、三塁としたが、コッタラスを93マイル(約150キロ)の高速フォークで空振り三振に仕留め、大きくガッツポーズ。以前は「自分の生命線ではない」と語っていたフォークに加え、この日は縦に割れるスライダーを効果的に使い、7イニングを4月24日のエンゼルス戦以来7試合ぶりとなる無失点に抑え、背番号11は「粘れて良かった。意味のある0点だった」と笑顔を浮かべた。 だが、降板直後に同点とされたこともあり、球数99球での交代には、本人も釈然としない部分があったはずだ。ここ2試合は通常の中4日ではなく中5日の登板で、ダルビッシュも「中5日ならば150球でも投げられる」と語っていたからだ。 ワシントン監督は、降板理由を「6、7回の終了後に『少しガス欠で疲労がある』と言っていたから」と説明。これに対し、ダルビッシュ本人は「そんなことは言っていない。自分ではまだ行けると思ったが、『後ろに(中継ぎ)シェパーズもいる』と言われたので、『シェパーズの方がいい』と答えたらこうなった」と困惑気味に語った。 もともとの“火種”は5月16日のタイガース戦で130球も費やしたことだ。大リーグの先発投手は、ノーヒッターなどの特別な記録がかかるとき以外は100〜110球での降板が普通。それ以来、ダルビッシュの球数に関する報道が激増した。ダルビッシュは今や球団の“宝”。今後も指揮官は球数の設定、降板のタイミングに神経を使いそうだ。 PR情報
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