厚労省では、医療観察病棟について事例会議が時々開かれていたようだ。岡江医師が、開設準備室の室長の時、職員がそう答えていた。
平成24年3月22日、岡江元室長の次年度の動向を確認しようと県に電話するが、国の仕事で不在と言われた。
厚労省へ電話をしてみた。電話の相手は、厚労省 社会援護局 精神・障害保健課 医療観察法医療体制整備推進室の担当職員。
~県の職員が言ってましたけど、滋賀県の岡江室長が、国の仕事であちこち行かされているから、いつどこで何をしているかわからないと言っているんです。
国の仕事を岡江室長がやらされているんですか?
職員「岡江さんのスケジュールをこちらが管理しているとでも!?」
~おかしいでしょう。こちらも馬鹿馬鹿しいですけど、県の職員がそう言うから事実を確かめているんですよ~
職員「ないですよ。確かに月曜日は、会議のためにこちらに来られますけど」
~月曜日に厚労省に行かれるんですか?それは事実だったんですね。何時からですか?~
職員「夕方の16時からです」
~何の会議があるんですか?~
職員「事例報告です」
~事例報告といいますと医療観察病棟のことですよね?
どうして、医療観察病棟の運営経験のない岡江さんが参加しているのですか?~
職員「岡江さんは、通院施設の経験はおありですから・・。
それに精神科医の先生だけでなく、司法からも参加しますし、いろんな方たちが参加しています」
~その協議内容を情報として見ることは出来るのでしょうか?~
職員「そういう会議ではないですから、発信することはないです」
~そういう内容の話し合いこそ、広く知ってもらうべきではないですか?~
職員「必ずしも公開するような会議ではないですから」
~会議に参加されている方たちは、どういう方が選ばれるのですか?
岡江さんがなんで選ばれているのですか?~
職員「明確な基準はなく・・・。それは申し上げることは出来ません」
~この法律に批判的な先生は参加出来ないのですか?~
職員「そういうことではなく・・。この事例報告は医療観察病棟についてということでなく・・。
岡江さんも滋賀県で問題になっている病棟の件で来ているわけではないですから」
~そちらは、医療観察法医療体制整備推進室ですよね。
それ以外のことを話し合うと言われても納得できませんけどね~
会議の参加者もそうだが、監査に同行する精神保健指定医も誰が選ばれているのかわからないので、公開請求をかけた。
厚労省は、名簿はないと言い、名前の一部黒塗り報告書だけを開示文書として出した。
H22年東京都33床(監査報告)
また、精神保健指定医の名前が記載されていない報告書もあった。
平成23年大阪5床(監査報告)
厚労省は、近畿なら、近畿厚生局が精神保健指定医を指名しているので、厚労省は名簿を持っていないと言っていた。
しかし、近畿厚生局に電話したら「本省で指名するから、こちらには名簿はありません」とのことだった。
どちらの言葉が正しいのだろうか?