米メルクの株価が上昇、皮膚がん治験薬の良好な臨床結果受け
[3日 ロイター] - 3日中盤の米株式市場で、医薬品大手メルク(MRK.N: 株価, 企業情報, レポート)の株価が約4.5%上昇している。同社が2日発表した皮膚がん治験薬「ラムブロリズマブ」の第1段階の臨床試験の結果から、試験の対象となった患者38%のがん細胞が縮小したことが明らかになった。
今回の臨床試験では、進行性の皮膚がん患者135人を対象に行われた。12週間の投薬後、38%の患者の症状が改善。とりわけ、最高量を投与された患者では、52%の患者のがん細胞が縮小したことがわかった。うち10%の患者は、スキャンで腫瘍が確認されなかった。
メルクは今回の結果を基に、最終段階の臨床試験を第3・四半期に開始したい考え。
米食品医薬品局(FDA)前月、ラムブロリズマブを「画期的な治療薬」に指定している。
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