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5月米ISM製造業景気指数、半年ぶり50割れ

2013年 06月 4日 02:08 JST
 
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[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景気指数は49.0と、2009年6月以来約4年ぶりの水準に悪化するとともに、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を半年ぶりに下回った。新規受注が落ち込んだほか、輸出もさえなかった。

市場予想は50.7だった。

レイモンド・ジェームズ(フロリダ州)の首席エコノミスト、スコット・ブラウン氏は「リセッション(景気後退)を示す徴候はないが、経済状況は今後、多少弱めとなるだろう」とした上で、年後半に景気の勢いが増すとの見通しは依然残っているものの、危うくなっていると述べた。

内訳では新規受注が48.8と、前月の52.3から低下し、節目の50を下回った。

雇用は50.1と、前月の50.2から低下、生産は前月の53.5から48.6に悪化した。

輸出は51.0と、前月の54.0から低下した。輸入も55.0から54.5に小幅低下した。

*内容を追加しました。

 
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6月3日、米ISMが発表した5月の製造業景気指数は49.0と前月から低下し、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を半年ぶりに下回った。写真はニューヨークのブルックリンブリッジ。5月撮影(2013年 ロイター/Carlo Allegri)

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