政治【アフリカ開発会議】きょう開幕 首相「官民支援3・2兆円」表明へ2013.6.1 06:01

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【アフリカ開発会議】
きょう開幕 首相「官民支援3・2兆円」表明へ

2013.6.1 06:01

 日本とアフリカ各国の首脳が一堂に会する第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が6月1日、横浜市で始まる。安倍晋三首相は同日の開会式で、日本の官民による対アフリカ支援を今後5年間で最大3・2兆円とする方針を発表する。インフラ整備に円借款などで6500億円を拠出するほか、経済成長に資する人材を3万人育成する「安倍イニシアチブ」も表明する。

 また、首相は31日、アフリカ各国の大統領や首相ら10人と会談し、3日までの期間中、約50回に及ぶ「マラソン会談」をスタートした。モザンビークのゲブーザ大統領との会談では、近く投資協定を締結することを確認した。

 3・2兆円に上る対アフリカ支援は、1兆数千億円規模の政府開発援助(ODA)や民間による投資をあわせた官民支援の総計。日本企業の進出を求めるアフリカ側の要望を踏まえ、官民連携でアフリカ支援に取り組む日本の姿勢を強調する。

 さらに、最近10年間で年率5・8%の経済成長を続けるアフリカの活力を取り込むため、日本企業の投資を促進する考えを表明。「人間の安全保障」の観点から保健、教育、農業分野などへの支援を打ち出す。

 具体的には、人材育成面で1千人の優秀な若手アフリカ人に、日本への留学や日本企業でのインターンの機会を提供。これに加え、現地で職業訓練なども実施し、資源輸出のみに依存しない経済成長に向けた産業化に必要な人材3万人を育成する。

 一方、4日間にわたる「マラソン会談」で安倍首相は、大統領や首相など各国首脳38人と個別に会う。このほか、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長や世界銀行のキム総裁らとの会談も予定されており、期間中に約50人と会談する見通しだ。

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