米Googleは現地時間2013年6月1日、同社の眼鏡型ウェアラブルコンピューター「Google Glass」に、当面、顔認識機能を搭載しない方針を明らかにした。
Google Glassは現在、開発者や「Glass Explorer」と呼ばれる一般ベータテスター向けに、早期テスト版「Explorer Edition」が提供されている。今春Explorer Editionの販売が始まると、プライバシー侵害につながる可能性があるとして米シアトルの飲食店が店内での使用を禁止したほか、米下院議員のグループがプライバシーに関する質問状をGoogleに送るなど、各方面から懸念の声が上がっている。
こうした状況を受け、Google Glass開発プロジェクト「Project Glass」は今回、「Google+」に開設している公式ページで、「多くの人々がGlassにおける顔認識技術の可能性について興味と懸念を示している。当社は、何年も前から述べていることだが、強力なプライバシー保護対策が整わないうちは、自社製品に顔認識機能を搭載するつもりはない。したがって、現時点で顔認識技術を用いた、いずれのGlass向けアプリケーション(Glassware)も承認しない」とのコメントを掲載した。
なお、Google Glassはプライバシーだけでなく、安全上の問題なども指摘されている。一般消費者向けのリリースは、当初2013年中とされていたが、2014年にずれ込む見込みだと4月に報じられた。
[ITpro 2013年6月3日掲載]
Google Glass、Glassware、顔認識機能、プライバシー
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