日本陸送協会 佐々木良一会長「各支部の活動大切に」
誇りと自信をもってレベルアップ

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 「陸送業務は生産と販売を結ぶ大切な仕事。安全とコンプライアンスを基本に、誇りと自信をもってレベルアップできるよう会員の皆さんとともに取り組んでいきたい」と語るのは今年、日本陸送協会会長に就任した佐々木良一氏(トヨタ輸送)。

 陸送協会は、2011年に「教育・認定制度」を設け、ドライバーや管理者の技術向上を図る制度を確立。国交省の後援を受け、専門技術を持つドライバーの育成と、社会的地位向上の確立に向けて道を切り開いてきた。佐々木会長に抱負を聞いた。


――就任の抱負は。

 お客様あっての仕事。社会における責任を果たした上で、まず交通安全にしっかり取り組む。積載車の作業安全、労災防止で安全を確保していく。


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中古トラックの栗山自動車工業

経営者のひとこと

「数十年前の話。開設から間もなかったウチの支店は苦しい状況が続いていて、協力会社に運賃ダウンの要請を繰り返していた。そんななかで唯一、文句も言わずに確実に仕事をこなしてくれた運送会社があった。そこの社長も70歳近くになっているが、いまも大切なビジネスパートナーだ。どこを切っても、あの会社だけは付き合っていきたいと思っている」

(中国地方にある大手特積みの支店長)

Pick UPニュース

アドバンスト・メディア ボイスピッキングシステム発売
「AmiVoice Picking」安価での提供実現

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 アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は3月からボイスピッキングシステム「AmiVoice Picking」を発売し、物流業界への本格展開を開始している。1ライセンスあたり20万円という低価格で普及を狙う。クラウド事業部の坂口毅雄営業部長に話を聞いた。

 もともと、音声認識技術「AmiVoice」をミドルウェアとして提供していた同社。音声を活用したソリューションにより、業務のハンズフリー化やスピード向上、ミスの低減などに貢献してきた。しかし、ユーザーの業態ごとにシステムを構築する形態だったため、導入へのハードルが高いのがネックだった。

 今回発表した「AmiVoice Picking」は、これまでに培ってきたノウハウをパッケージ化。小型、軽量、低価格が特徴のモトローラのハンディターミナル「MC2180」に対応することで、「ハンディを含めても30万円台から利用が可能」という安価での提供を実現した。坂口部長は、「ここ数年で高性能のハンディターミナルが低価格化してきた。システム導入への後押しになるはず」と期待を見せる。


勝ち残る企業

SGホールディングス 中期経営計画発表
「シナジー、変革、そしてスピード」

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 SGホールディングス(栗和田榮一会長兼社長、京都市南区)は3月27日、2013ー2015年度の3年間の中期経営計画「Third Stage Plan」を発表した。3年間でM&Aに1000億円、IT、不動産、施設、車両に1600億円の計2600億円を投資。最終年度(16年3月期)には売上高1兆1000億円、営業利益530億円、営業利益率5%達成を目指す。

 記者発表会で栗和田氏は、10ー12年度の中期経営計画を総括。「グループ各社がそれぞれの事業基盤を築き、新たな価値の創出を目指したが、残念ながら12年度は減収増益の見込みで、(売上高が)計画目標に及ばなかった」と述べた。

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ローカルニュース

高橋運送 リピーター多い理由は「一定価格と念入りな下見」

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【北海道】高橋運送(高橋秀典社長、岩見沢市)は、今年の引っ越しシーズンも「道内の転勤族のリピーターを中心に引き合いが多く、お客様からの紹介も増え、昨年以上の忙しさとなった」と話す。リピーターからは、行き先も分かっていない段階で「日にちだけ押さえてほしい」と指名されることもあるという。転勤が決まれば、すぐに同社に連絡する顧客が多いという。

 引っ越し業者の比較や一括見積もりサイトが普及するなど、価格にシビアな顧客が多い引っ越し市場で、これだけ根強い信頼を得ているのには、品質の高さに加え、いくつかのポイントがあるようだ。

政治と物流

燃料高騰に大規模支援も 片山さつき氏に聞く

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 補正予算では「3日間の15億円」で霞が関を震撼させた片山さつき総務大臣政務官(自民党トラック輸送振興議員連盟事務局長代行、参議院議員)。15億円は本格的な燃料価格高騰対策につなげる「芽出し」で、トラック業界が深刻な状態になるようなら大規模な支援も「当然、考えなければならない」という。中型免許、運輸事業振興助成交付金の使途拡充などで周辺取材を重ねた結果、キーパーソンとして浮上した片山氏を緊急取材した。

 ――「芽出し」とは。

 円安が進み90円台となり、さらに上が見えた時点で、この(トラック)業界に対して「何もしなかった」では、業界が本当に苦しくなっても「あの時、何もやらなかったじゃないか」との議論が予算当局から出る。だから補正で「芽」を出しておく必要があった。

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