NHK福岡のニュース 福岡放送局
生活保護不正受給で職員を免職
中間市の生活保護不正受給事件で、中間市は事件に関わったとして逮捕・起訴された3人の職員を懲戒免職にしました。
中間市では、ことし1月以降、生活保護担当の職員3人が不正受給に関わったとして詐欺の疑いで逮捕・起訴されました。
捜査当局が職員が関わったとする不正受給の総額は1100万円にのぼっています。
中間市は、公務員としての信用を失墜させた責任は重いとして、▼田中道被告(40)と▼藤崎靖彦被告(44)、それに▼松尾励路被告(39)を5月31日付けで懲戒免職にしました。
また当時の上司5人について監督が不十分だったとして減給処分にしたほか、松下俊男市長は、6月から7月の任期満了までのみずからの給与とボーナスを全額カットすることにしました。
中間市によりますと田中職員と藤崎職員は事件への関わりを認めていますが、松尾職員は不正受給への関わりを否認しているということです。
松下市長は「職員が不祥事を起こしたことを改めて深くお詫びします。市政への信頼を一日も早く回復し、再発防止に努めたい」と述べました。
06月03日 12時12分