小6自殺で賠償命令=「行き過ぎた指導」は否定―札幌地裁
2013年6月3日(月)20時43分配信 時事通信
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北海道遠軽町で2008年、町立小学校6年の今野彩花さん=当時(11)=が自殺したのは担任の行き過ぎた指導が原因として、両親が町と道に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、札幌地裁であった。千葉和則裁判長は指導の行き過ぎを認めなかったが、「学校と町教育委員会は自殺原因などの調査報告義務を果たさなかった」と述べ、計110万円の支払いを命じた。
判決によると、今野さんは6年生の始業式を控えた08年4月、自宅で首をつって死亡。自殺前には、5年生から担任だった女性教諭が、宿題のやり直しや楽器の居残り練習を繰り返し命じていた。
両親は「違法な指導で自殺に追い込まれた」と主張したが、千葉裁判長は「5年生にはやや厳しいが、正当な指導として許される」と判断した。
判決によると、今野さんは6年生の始業式を控えた08年4月、自宅で首をつって死亡。自殺前には、5年生から担任だった女性教諭が、宿題のやり直しや楽器の居残り練習を繰り返し命じていた。
両親は「違法な指導で自殺に追い込まれた」と主張したが、千葉裁判長は「5年生にはやや厳しいが、正当な指導として許される」と判断した。