サブカテゴリー

PR:

小6女児自殺は行き過ぎた指導が原因…遠軽町と道に賠償命令

 2008年に北海道の遠軽町立小学校6年生だった女児=当時(11)=が自殺したのは、担任教諭の行き過ぎた指導が原因などとして、両親が町と道に計約7790万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は3日、町と道に計110万円の支払いを命じた。

 両親側は判決を不服として控訴する方針。訴訟では指導と自殺との因果関係、学校側の事後対応の違法性が争われた。

 判決理由で千葉和則裁判長は「(ドリルのやり直しを何度も命じるなど)やや厳しい指導だったことは否定できないが、教育的効果を期待でき、許容される」と違法性を否定。その一方、女児が死亡した後の学校や町教育委員会の対応については「同級生や保護者に情報提供を呼び掛けて自殺に結びつく可能性のある事情があるか調査を怠った」などと指摘した。

 両親は判決後、札幌市内で記者会見し「調査義務があるのは当然だ。厳しい指導の積み重ねが娘を追い詰めたことを認めてほしい」と話した。

 判決によると、女児は08年4月、自宅のトイレで首をつって死亡した。

[ 2013年6月3日 17:22 ]

Webtools & Bookmarks

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

人気ニュースランキング

    ※集計期間:

    » 続き

    【楽天】オススメアイテム
    クイックアクセス
    スペシャルコンテンツ