札幌:泊原発再稼働,大間原発建設に反対 集会に1200人
毎日新聞 2013年06月03日 01時24分
札幌市中央区でも2日、「さようなら原発 北海道集会」があり、約1200人(主催者発表)が参加、北海道電力泊原発の再稼働反対や、Jパワー(電源開発)大間原発(青森県大間町)の建設反対を訴えた。
大間原発の建設予定地内に家を建て反対運動を続けている小笠原厚子さん(58)が講演。用地買収を拒み続け、周囲から孤立した経験を涙ながらに語り、「海の恵みを受けて暮らしたいだけ。海を汚す原発は決して許せない」と強調した。
福島原発事故後、福島県から札幌市に家族5人で避難してきた渡辺恭一さん(46)は「避難している人と、していない人の間であつれきができ、子どもたちが一番悩んでいる。原発の再稼働は許せない」と訴えた。
集会後、市内中心部をデモ行進。3歳と7歳の娘ともにに参加した札幌市豊平区の会社員、高坂昌暁さん(39)は「やっぱり原発は人の手に余る技術。子どもたちの未来のためにも、原発反対を訴えていきたい」と話した。【遠藤修平】