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【サッカー】

前田、W杯決定弾狙う 呪いじゃなく歓喜のゴールだ

2013年6月3日 紙面から

手でボールを回す練習で汗を流す(右から)吉田、前田ら=さいたま市内で(沢田将人撮影)

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 ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦(4日・埼玉スタジアム)を目前に控えた2日、日本代表FW前田遼一(31)がW杯決定弾に照準を定めた。普段はあまり感情を表に出さないストライカーは、W杯出場を決めるゴールについて「もちろん取りたい」。チームの勝利が最優先と付け加えたが、日本サッカー史の節目を飾る祝砲に向け、頼もしい言葉を並べた。

 1997年ジョホールバルでの岡野、05年無観客試合のバンコクでの柳沢と大黒、そして09年タシケントでの岡崎…。過去3度のW杯決定弾は、日本サッカーの歴史を彩ってきた。そして13年の埼玉。初めてホームで決められる絶好機で、主役候補の1番手は、やはり前田だ。「もちろん取りたいです。勝つことの方が大事かなという思いもありますけど」。寡黙な男は勝利を最優先としながらも、点取り屋の色気をにじませた。

 これまでW杯とは縁がなかった。それでも、過去のW杯決定弾の中ではバンコクでの北朝鮮戦で試合終了間際に大黒が決めた追加点が最も印象に残っているという。ベンチに向かって走り出し、プレッシャーから解き放たれたジーコジャパンが喜びを爆発させた瞬間。今回その中心にいる自分を思い浮かべたのか、前田はわずかにほおを緩ませた。

 もちろん、オーストラリアを崩すイメージもできている。「以前と印象は変わらない。タイミング良くマークを外すこと。良いボールが来るんで、きっちり決めたい」。巨漢ぞろいの守備陣に対しても「相手にぶつけられるより自分から先にどんどん行きたい」。あえて肉弾戦を仕掛けることで優位な体勢をつくる。

 この最終予選では本田に次ぐ3ゴールを挙げている前田。Jリーグではシーズン初得点を『デス・ゴール』と恐れられている男が、日本をブラジルへと導く歓喜のゴールを決める。 (宮崎厚志)

 

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