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【大リーグ】カブレラ、史上最多195打点ペース 17号満塁弾で早くも65打点2013年6月3日 紙面から ◇タイガース10−3オリオールズ2年連続三冠王のみならず、シーズン最多打点のメジャー記録も視野に入って来た。タイガースのミゲル・カブレラ三塁手(30)は1日、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦の4回に17号満塁アーチを放った。米複数メディアが報じた。両リーグ断トツの65打点は、1930年カブスのハック・ウィルソンが樹立した191打点のメジャー記録を上回る195打点ペース。タ軍はこの回だけで4本塁打をたたき込むなど計5発で10−3と快勝した。 昨季メジャー45年ぶりの三冠王に輝いたカブレラが描く“伝説の第二章”は、空恐ろしいものになりそうだ。5−1の4回無死満塁。内寄りツーシームを振り抜いた打球は、打った瞬間にそれと分かるグランドスラム(満塁弾)。ベースを一周してベンチに向かうと、敵地にもかかわらず「MVP!!」の大合唱が沸き起こった。 「あれは最高だったね。どこでプレーしても(本拠地)デトロイトからファンが大挙して押し寄せ、大声で応援してくれるから心強いよ」とカブレラは感謝した。 前人未到の2年連続三冠王へ、史上最高ペースで突き進んでいる。54試合での65打点は両リーグトップで、83年ぶりにメジャー記録の191打点を塗り替えようかという驚異の195打点ペースだ。打率3割6分9厘もメジャー1位で、17本塁打もオリオールズのデービスと2本塁打差のリーグ2位と射程圏内。記録専門のエライアス社によれば、打率3割4分、15本塁打、60打点以上で6月を迎えた選手は史上初という。 1日付のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、打撃の分析記事を掲載。マクレンドン打撃コーチは「球種によるリリースポイントの微妙な違いとボールの回転を見分けられる目を持っているから、ヤマを張る必要がない」と説明。また、カブレラは「他の情報を仕入れると混乱するから」と打撃のビデオチェックをほとんどしない。その理由は、ここ数年間の全打席、全球の詳細を覚えているからで、同僚たちは「写真のような記憶力」と評しているという。 超速のスイングスピードと全コースに対応できる広角打法だけでも脅威だが、そこに“神の目と記憶力”を併せ持つとなれば…。われわれが目にしているのは、まさに不世出の打者なのかもしれない。 PR情報
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